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「すこし愛して」大原麗子の幻のシーンとは…昭和の大女優“体当たり演技”誌上再現!~Part3~

「すこし愛して、なが~く愛して」のCMがなつかいい大原麗子
「すこし愛して、なが~く愛して」のCMがなつかいい大原麗子 (C)週刊実話Web

映画にドラマにハマり役が多く、また歌手としても『ブルー・ライト・ヨコハマ』などのヒット曲を持つ、いしだあゆみも、昭和から平成にかけて活躍した大女優の1人。

「必要なシーンに躊躇のない女優で、77年の映画『青春の門 自立篇』では、田中健演じる主人公が通う赤線の女給役をこなしています」(映画ライター)

しっかりと作品に応えるべく、そのすべてを見せてくれたのは、82年の映画『野獣刑事』だった。

「緒形拳演じる主人公の刑事と肉体関係を持っている、母子家庭の主婦を演じました。作品冒頭から2人のシーンで、いしだは切ない吐息を漏らします。後半では、着替えているシーンでハラリと服を落とすのですが、思わず息を飲みました。あまりの美しさは衝撃的でしたね」(同)

09年、62歳という若さで、孤独死というあまりに寂しい最期を迎えた大原麗子さんも、昭和を彩った名女優、大女優の1人。

「色っぽい声で〝すこし愛して、なが~く愛して〟というサントリーレッドのCMも大人気で、その和服姿の美しさ、色っぽさは、海外にも多くのファンを生みました」(芸能記者)

83年の映画『セカンド・ラブ』では、小林薫を相手に大胆なシーンを演じ、代表作の1つとなった。

「対面の姿勢での貴重なシーンが見られます。やや動きは硬いものの、当時37歳、最高にお色気が充実した彼女の姿にコーフンさせられます」(映画評論家)

本作でも〝すべて〟は見えておらず、映画ではついに脱ぐことはなかったが、実は、テレビドラマで幻のシーンが存在するという。

夏目雅子は何とNHKのドラマで…

「73年に放送された『子連れ狼』(日本テレビ系)です。ゲスト出演した大原の役どころは、昔、命を助けてもらった侍を養うために、カラダを売っている女船頭というヨゴレ役。この中で、バッチリとらえられているのです。しかし、これは実際には〝吹き替え〟を巧みな編集でつないだもので、大原のものではないとも言われており、現在まで、その議論に答えは出ていません」(同)

78年の『西遊記』(日本テレビ系)の三蔵法師役で大ブレーク。82年の映画『鬼龍院花子の生涯』で、女優としての確たる地位を築くも、白血病で27歳という若さでこの世を去った夏目雅子さん。女優としての活動は、わずか10年ながら、印象的な作品を多く遺した。

「最も印象的なのは、やはり『鬼龍院――』での、仲代達矢演じる養父のヤクザの親分に凌辱されそうになるシーンでしょう。布団に押し倒されて馬乗りになった仲代に、着物の胸元を荒々しく広げられるという衝撃。剥き出しになった肩の色の白さ、仲代に強引に唇を塞がれ、顔を埋められながらも、必死の抵抗を続ける中での美しさが何度も顔をのぞかせます」(映画関係者)

だが、実はそれより2年前、何とNHKのドラマで〝丸出し〟にしていたというから驚く。

「夏目が相手役の山崎努の前で、突然着ていたバスローブを脱いで後ろにはらりと落とすんです。すると、そこには透き通るような白い美肌とともに…。横からの映像では、ハッキリと美しいラインが確認できます。山崎を見つめる夏目の小悪魔的な表情にグッときます」(同)

今の若い女優たちも、どうか大いに見習って大女優への道を歩んでほしいものである。

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