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『日本一周中に彼女が余命宣告されました。すい臓がんステージ4 カップルYouTuber愛の闘病記』著者:サニージャーニー~話題の1冊☆著者インタビュー

『日本一周中に彼女が余命宣告されました。すい臓がんステージ4 カップルYouTuber愛の闘病記』双葉社
『日本一周中に彼女が余命宣告されました。すい臓がんステージ4 カップルYouTuber愛の闘病記』双葉社 

『日本一周中に彼女が余命宣告されました。すい臓がんステージ4 カップルYouTuber愛の闘病記』双葉社/1500円

サニージャーニー
こうへいとみずきによる旅行系YouTuberで、日本一周を目標に活動。2022年11月にみずきが膵臓がんを患ったことにより旅は一時中断。その後、結婚し、現在は治療や通院、回復の記録をYouTubeで発信している。

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――2022年11月6日にみずきさんの膵臓がんが公表されました。がんを告げられたとき、どんな気持ちでしたか?

みずき 「こうちゃんじゃなくて良かった」という気持ちが一番大きかったです。私が旅を終わらせてしまうということへの罪悪感と、悲しさを感じました。

こうへい 信じられない気持ちが一番大きかったと思います。そんなはずはない、誤診だ、間違いだ、とがんを受け入れられない自分がいたことを覚えています。

――その後、クラウドファンディング騒動や詐病疑惑などで炎上しましたね。

こうへい 当初は標準治療では治らないと言われていたこともあり、自由診療を見据えてクラファンを考えました。しかし、「クラファンをする予定」という発言で炎上し、みずきの「止めたい」という言葉で中止を決めました。それでもかなりの額の投げ銭が飛ぶことが予想できたので、ファンの方には手数料が安い『OFUSE』というプラットフォームを案内しましたが、その経緯をよく知らない方から、いまだに「クラファンで多額の寄付を集めた」と言われます。他にも「がんは嘘だ」という根拠のない疑惑をかけられ、ある大物暴露系YouTuberに取り上げられたことで大炎上しました。しかし、その方も嘘でないことを証明してくださいました。さらに現役がん治療医の先生に私たちの主治医から正式なセカンドオピニオンの書類を作っていただき、公開セカンドオピニオンという形で自分たちの病気を証明しましたが、ここまでしても嘘だという声は無くならないですね。

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――これまで、どのくらいの医療費がかかったのでしょうか?

こうへい 治療は標準治療を受け、高額療養費制度を使わせていただいています。高額療養費制度の特性上、具体的な金額を言ってしまうと収入の額が分かってしまいますので、ここではお答えできません。治療費自体も負担が小さいわけではありませんが、セカンドオピニオンのため、全国を飛び回ったりしたことにより、お金がかかった印象です。

――余命4カ月から1年以上が経過しました。現在の病状を教えて下さい。

みずき 当初は膵臓がんのステージ4で手術不可と言われていましたが、抗がん剤が奏効し、膵頭十二指腸切除術を受けることができました。術後抗がん剤を半年行い、現在は経過観察に入っています。この記事が出る頃には、結婚式を挙げている予定です。私の体力が戻ったら、また日本一周の旅を再開したいと考えています。
(聞き手/程原ケン)

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