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JRA重賞『スプリングステークス』(GⅡ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話Web 

3月1週目までの中山の芝レースを見ると、前が残る傾向が強い印象。過去10年を振り返ってみても、逃げ・先行馬が4勝を挙げています。

中でも回収率が高いのが先行馬。出走頭数が多いにもかかわらず、単勝回収率121%、複勝回収率88%と好成績で、高アベレージと言っていいでしょう。

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というわけで、今回は先行馬に着目したいと思います。

スプリングSの〝推し馬〟は、コスモブッドレア。前走は発馬の速いこの馬にとっては、いつもよりやや遅れ気味のスタート。それでも、二の足で先手を奪うと、抜群の手応えで直線へ。最後は差されたものの、見せ場は十分でした。

レース後に石川騎手が「直線に向いたあたりでは勝てるかと思いました」と言うほどで、次走へ向けて期待が持てる内容だったように思います。

未勝利戦を圧勝したのち、コスモス賞を予定していた同馬ですが、脚部不安の影響で回避。約5カ月の休養を余儀なくされました。

その後、久々の実戦だった葉牡丹賞で4着といきなり好走、京成杯(3着)では、さらに上向いたパフォーマンスを見せてくれました。

“鞍上も好感触”で皐月賞の切符をゲット!

しかし、痛かったのは、賞金が加算できなかったこと。ここできっちりと結果を出さなければ皐月賞への切符をつかむことはできません。

1週前追い切りはライブインステラとの併せ馬。追走し、最後は楽々と併入。5ハロン69秒2-12秒2と時計自体は目立つものではありませんでしたが、動きは軽快。騎乗した石川騎手は「今回具合がかなりいいと思います。前走よりも中身がしっかりできていますし、精神的にもどっしりしてきました」と好感触で、状態面に不安の色はありません。

2走前から幾度となく追い切りに騎乗してきた石川騎手。2走前の葉牡丹賞時は〝三分〟、前走は〝七分〟のデキと評していた鞍上が〝かなりいい〟と言う今回は、前走以上の走りが期待できます。

ここから大舞台へと羽ばたいてほしいと思います!

馬連はウォーターリヒト、シックスペンス、ジュンゴールド、チャンネルトンネル、ルカランフィーストへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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