(画像)yoshi0511/Shutterstock
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教え子の女子中学生と性的関係を持った教師が30年後に経験した「想定外の出来事」

〝禁断の関係〟が思わぬ事件を引き起こした。


札幌地裁室蘭支部は2月16日、元中学教諭の野澤俊重被告(75=北海道室蘭市)から現金300万円を脅し取った罪に問われていた五十嵐みゆき(49=同)と小田桐梨沙(46=同)両被告に、いずれも執行猶予の付いた有罪判決を言い渡した。


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司法記者が解説する。


「起訴状によると、野澤被告は2人の中学時代の恩師で、五十嵐被告とは中学3年から高校1年時まで性的関係があったという。2人はこれをネタに2021年に野澤被告の自宅に押し掛け、『バレたら全国ニュースだね』『先生も奥さんも、ここにいられないね』などと脅迫。慰謝料などの名目で300万円を脅し取ったのです」

長男の家庭教師も依頼

また、両被告は昨年にも不同意性交を理由に自宅に押し掛け、現金を脅し取ろうとしたが、野澤被告に千枚通しで刺されて事件が明るみになったのである。

「そのため、野澤被告は殺人未遂罪で逮捕・起訴され、2人の教え子も逮捕された。今回の判決で五十嵐被告は、懲役3年・執行猶予5年、小田桐被告は懲役2年・執行猶予4年の有罪判決が言い渡されたのです」(同)


判決で裁判長は「過去の性的関係を利用し300万円を脅し取り、その2年後にまた行ったことは執拗で悪質」などと断罪。一方で、「野澤被告の昔の行為がこの事件を招いたのは否定できない」と指摘した。


「とはいえ、性的関係解消後も五十嵐被告が野澤被告に悩みを相談したり、長男の家庭教師をしてもらっていたこともあったようで、頼りにしていた様子もうかがえる」(同)


ではなぜ、2人の女は犯行に及んだのか。


「検察によれば、21年の犯行時に五十嵐被告の口座残高は2680円、約30万円のカードローンもあったことが分かっている。生活は、かなり苦しかったようですね」(同)


どっちもどっちだ。