(画像)Osugi/Shutterstock
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AKB48元人気メンバーが運営批判「搾取会社」「私は一度行方をくらまします」

一世を風靡したアイドルグループ・AKB48を今年1月に卒業した元人気メンバーが運営側を批判し、話題になっている。


「2月末をもって芸能界も引退した茂木忍さんが、卒業公演後に行ったSOWROOM配信での発言が過激すぎるとファンがザワついているんです」(芸能ライター)


茂木さんは、2011年に行われた「AKB48 第13期研究生オーディション」に合格し、研究生を経て正規メンバーとしてグループに加入した。


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「抜群のプロポーションを活かし、15年5月に行われた『2015ヤンマガ専属! AKB48グループ グラビアモデルオーディション』で1位を獲得。同年の『AKB48選抜総選挙』では57位、翌年には47位にランクインするなど頭角を現しました」(同・ライター)


それでもシングル表題曲では選抜メンバーに選ばれることはなかったが、デビューから10年10カ月が経った22年10月発売の60thシングル『久しぶりのリップグロス』で初めて選抜メンバー入りした苦労人だった。

「現場にいない人たちが悪い」

今年1月には、卒業を記念したソロ写真集をリリース。〝円満卒業〟と思われていたが…。

「茂木さんは、最後のSHOWROOM配信の中でファンや他のメンバーへの感謝の言葉を口にする一方、『卒業記念ということで、今日のこのドレス姿もECサイトで販売もされますし、卒業記念写真も販売されます。その収益は私には入らないですが』と内情を暴露したんです」(同・ライター)


ファンからの驚きの声に対し、茂木さんは「なんで入らないんですかねえ。そういう人たちなんです。搾取会社」とAKB48の運営サイドを痛烈に批判。さらに、こう続けたのだ。


「このままSHOWROOMとかをやり続けてもDH(=運営会社)にお金を取られ続けるだけだし。(ファンの)みんなの『好き』の気持ちが私じゃなく、AKB48の事務所とかにお金がどんどん入っていくシステムが嫌なので。AKB48をやめたら配信もしないし、搾取されないように私は一度行方をくらまします」


茂木さんは、約12年間のアイドル活動を振り返り、「楽しかった」とも発言。「メンバーも現場にいるスタッフさんも本当にいい人だし」としながらも、「現場にいない人たちが悪いんですけどね」とチクリ。


配信を見ていたファンから心配の声が上がると、こんな捨てゼリフを残した。


「だって私、もう怖いものないもん。こうやって言って、『残っているコたちが可哀想だ』という声が大きくなればいいなと思っている」


なんとも衝撃的な運営批判だが、内情を知る関係者はこうフォローする。


「茂木は昔から良くも悪くも正義感が強く、ハッキリとモノを言う性格。自身の卒業後もグループに残る後輩たちを思っての運営批判だったのでしょう」


昨年には50人近くのメンバーがグループを離れる卒業ラッシュが話題となったAKB48。今年4月には、黄金期に活躍した数少ない現存メンバーの柏木由紀も卒業する。


「グループ人気の下降で、運営サイドはスリム化や経費削減などに注力しています。給料面などメンバーの待遇も厳しくなっており、最近の卒業ラッシュはその表れです。茂木はいい時代も知っているだけに、なおさらグループの現状に思うところもあったのではないでしょうか」(同・関係者)


3年ほど前にはグループ解散の噂が業界内を駆け巡ったが、その時は何とか持ちこたえた。


「運営もギリギリのところでやっている。AKB48 は常設劇場を持つ大所帯グループということで、他のメジャーアイドルグループに比べても何かと経費が掛かるんです。移籍した所属レコード会社も、大手とはいえ外資系ですからお金の面ではシビアなんですよ」(同・関係者)


来年20周年を迎えるAKB48だが、晴れてアニバーサリーを迎えることはできるのか?