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わくわく『地方競馬』情報~ネクストスター東日本/若草賞土古記念

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わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

昨年の秋から開始された「ネクストスター」競走。全日本的なダート競走体系整備に伴い、新設された高額賞金の重賞級認定競走だ。

2024年から4月の『兵庫チャンピオンシップ』(JpnⅡ・園田1400メートル)を3歳の短距離路線のチャンピオン決定戦として位置づけ、3歳春のネクストスター4競走の優勝馬には同レースの優先出走権が与えられる。


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また、8月開催の北海道スプリントカップも3歳限定の1200メートル戦へ変更され、それにつながるレースとして設定。3歳戦は3冠ばかり注目されるが、ネクストスター競走から始まる短距離路線も確立された。

そして、3歳春シーズン緒戦として開催されるのが、川崎競馬の『第1回ネクストスター東日本』(3月14日・1400メートル)だ。

1500万円という高額賞金が設定されているが、全国交流戦であってもJRA所属馬として出走歴のある馬には出走資格がないため、わざわざ地方でのデビューを狙った素質馬が最初に目標とする重要な一戦だ。

次世代の短距離路線のスターの誕生があるか!?

73年以降、川崎1400メートルで重賞が行われたのは、JBCスプリントのみで、参考レースもなく傾向もまったく未知数。同時期に開催されていたクラウンカップトライアル(1600メートル)を参考に考えると、毎年連対している船橋所属馬の活躍が目立ち、川崎と浦和の所属馬がそれに続く。

大井所属馬は雲取賞と京浜盃との開催時期がかぶり、出走自体がほぼないが、もちろん、勢力図ががらりと変わる可能性もある。次世代の短距離路線のスターの誕生があるのか、注目したい。

さて、同じく14日、名古屋競馬場では『第22回若草賞土古記念』(SPⅠ・1500メートル)が開催される。23年まではグランダム・ジャパン3歳シーズンとして実施されてきたが、24年からは4歳以上牝馬に出走条件が変更となり、古馬春シーズンとして行われる。

過去10年を見ると遠征組の活躍が目立ち、特に兵庫勢が5勝。今年も勢いに乗る兵庫の4歳馬サラキャサリンとヒメツルイチモンジの2頭をはじめ、重賞タイトルホルダーでもある大井のジュランビルやボヌールバローズなど豪華な遠征勢が顔をそろえ、見逃せない一戦だ。

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