フジテレビは3月4日、東京都内で4月期の改編説明会を行い、KinKi Kids（キンキ）ら旧ジャニーズ事務所（現SMILE-UP.）所属タレントの冠番組4本を3月いっぱいで放送終了すると発表した。

3月で終了するのは、キンキの『KinKi Kidsのブンブブーン！』、TOKIOの『トキタビ』、SUPER EIGHT（元関ジャニ∞）の『SUPER EIGHTの あとはご自由に』、Hey! Say! JUMPの『いただきハイジャンプ』。

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嵐・相葉雅紀の『木7◎×部』は『相葉◎×部』となり、木曜午後7時から土曜午後4時半に枠移動。JUMPのメンバー全員が出演する新番組（タイトル、放送日時未定）が深夜枠でスタートし、Sexy Zone（セクゾ）の菊池風磨がMCの『なんか“オモシロいコト”ないの？』は継続される。

「フジはテコ入れの理由を『総合的な判断』としているが、旧ジャニーズの創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題の影響があったのは明らか。旧ジャニーズのタレントの冠番組やMCに起用した番組はCMスポンサーが入りづらくなってしまったためと思われるが、意外とあっさり旧ジャニーズ勢を斬り捨ててしまった」（テレビ局関係者）

旧ジャニーズ退所組は“GP帯OK”だが…

放送継続が決まった番組のうち、菊池がMCの番組は月曜午後11時からの放送。相葉、JUMPの番組もそうだが、いずれもゴールデン・プライム帯（GP帯、午後7時～11時）の枠を外しての放送となった。

その一方、フジの4月スタートのGP帯の連続ドラマには、旧ジャニーズ退所組の山下智久が『ブルーモーメント』の主演、錦戸亮が『Re：リベンジ-欲望の果てに-』の主要キャストの1人として起用される。

また、退所組の中居正広と嵐・二宮和也がMCのトークバラエティー『だれかtoなかい』の10日放送回に、キンキの堂本光一とセクゾの佐藤勝利がゲスト出演。どうやら、早くも旧ジャニーズ勢の起用をめぐる新ルールが運用されるようだ。

「基本、GP帯ではMCや連ドラへの起用はなしで、ゲスト出演のみとなりそう。CMスポンサーがギリギリOKなラインはそこまでだったようだ」（フジ関係者）

旧ジャニーズにとっては厳し過ぎるフジのジャッジとなったようだ。