〝変化の月〟、4月が迫って来た。
「テレビ各局も改編のシーズンを迎えます。注目は民放朝8時台の情報番組バトル。活きのいい女子アナたちがシノギを削ります」(女子アナウオッチャー)
〝ポスト水卜麻美〟と呼ばれる好感度を武器に、『スッキリ』の新MCに就任するのは日本テレビ・岩田絵里奈アナ。
「彼女は、昨年末に発表された『好きな女性アナウンサーランキング』(オリコン)で8位に入るなど、同局で今、最も勢いのある女子アナと言っていいでしょう」(女子アナライター)
入社当初は、同期が元『乃木坂46』の市來玲奈アナだったため、陰に隠れてあまり目立たなかった岩田アナ。
「他局入社組も含めて、2018年入社の彼女たちは〝黄金世代〟と呼ばれています。岩田アナは男女どちらの視聴者からも好まれるルックスとキャラであるうえに、報道・情報・バラエティーと、いずれのジャンルにおいても非常に順応性が高いと思います。まさに〝ポスト・水卜〟にふさわしい女子アナでしょう」(テレビ局関係者)
芸達者な一面は、すでに『沸騰ワールド10』、『世界まる見え!テレビ特捜部』などで実証済み。
「良くも悪くも、テレビで見たまんま。裏表がありません。女子アナだからという気取ったところがなく、誰にでも人なつっこい。コロナ禍になる前の打ち上げなどでは、得意のマジックなどで場を盛り上げていました。所ジョージの〝お気に〟の1人。お笑い芸人たちの中でも、人気はピカイチです」(芸能リポーター)
気取ったところがないといえば、岩田アナの〝珍言〟を1つ紹介しておこう。
「パンツいった。完全にパンツいった!!」
「『ぐるナイ!』のロケでお笑いコンビ『千鳥』の大悟と青クワイを収穫しに行ったときのことでした」(番組関係者)
学生時代に“スキャンダル経験済み”の岩田アナ
田んぼに入った瞬間、ヒザまで泥水に埋まってしまい、体勢を崩して背中から転倒した岩田アナは、こう叫んだのだった。
「〝後でお風呂を貸してください~〟とも叫んでいましたから、パンツどころかパンツの中まで入ってしまったのでしょう。でも、カメラがまわっている中で〝パンツいった〟とは、なかなか言えるものではありません」(前出・女子アナライター)
そんな岩田アナ、実はただの〝素人〟ではない。
「10代半ばで芸能活動を始め、大手事務所に所属。別の名前でアイドル活動をしたり、女優としてドラマにも複数出演していました。学生時代には、『ミス慶応コンテスト』ファイナリストにも選ばれているんです」(芸能プロ関係者)
スキャンダルも経験済み。
「学生時代の2015年、『フライデー』が大沢たかおと女子大生の熱愛デートをスクープしました。深夜カフェでの親密シーンや、車内でのイチャイチャぶりを報じたのですが、この女子大生が、何と岩田アナだったのです。今後、スキャンダルには気をつけなくてはいけませんが、ある意味、同期の市來アナより〝ずっと大物〟といえます」(芸能ライター・小松立志氏)
局は違うが、やはり2018年TBS入社の田村真子アナは、『グッとラック!』の後番組『ラヴィット!』(3月29日スタート)を担当。
「『麒麟』の川島明との共演です。番組名はお気に入りを意味する『Love it(ラヴ・イット)』からで、単なるワイドショーではなく、生活情報を届けるライフスタイルバラエティー。日々の買い物や食事、住まい、お出掛け情報など、暮らしが10倍楽しくなるきっかけを届けます」(番組関係者)
TBS内で、田村アナと同期なのは、良原安美アナと宇賀神メグアナの2人。
「とりわけ、〝TBSのカトパン〟と呼ばれている良原アナとは女子アナとして少し離されてしまった感がありましたが、今回のMC就任で追いついたのでは」(前出・女子アナライター)
テレビ業界人からの評価が高い田村アナ
ご存じのように、田村アナの父親は、田村憲久厚生労働大臣。
「大伯父は元衆議院議長。三重県の名門出身のお嬢様だけに、〝コネ入社〟と言われることを、本人はとても嫌がっていました」(TBS関係者)
大学時代(上智大学文学部)は茶道部に所属。父親と2人暮らしで、議員宿舎から通っていたという。
「現在、超多忙な父親の健康をとても心配していますが、関連のニュースを読むときは淡々とやっています。〝プロらしくなってきた〟と、局内の評価もうなぎ上りです」(同)
実は田村アナ、テレビ業界人が選ぶ〝好きな女子アナ〟ランキングで上位に入っているという。
「帰郷するたびに、伊勢神宮にお参りしているそうで、清潔感抜群。もしかすると、いまだに〝純潔〟を守っているかもしれません。入社当初、どう扱っていいのか分からないスタッフも少なくありませんでした」(前出・女子アナライター)
しかし、素顔の田村アナは気取った様子もなく、サバサバした性格で、現場スタッフの受けもいいという。
「ヒールよりスニーカーで出社することのほうが多いそうです。〝フットワーク〟を大切にしているのかもしれません」(同)
一方、『とくダネ!』の後継番組『めざまし8』(3月29日スタート)のMCを俳優・谷原章介と共に務めるのは、フジテレビの永島優美アナだ。
「何やら、直前の番組『めざましテレビ』と区別のつかない〝まぎらわしい番組名〟となりましたが、とにかく〝めざましブランド〟で視聴者をつなぎとめようという狙いです」(フジテレビ関係者)
局に残る決断をしたアラサーの永島アナ
『めざましテレビ』のMCを2016年4月から5年にわたって務めてきた永島アナ。
「歴代の『めざまし』の女性MCは永島アナを含めて7人いましたが、ショーパン(生野陽子アナ)以外は皆、フリーになっているんです。この番組のメインは、その時のエースか次のエースが担当するため、独立してもオファーが多数あり、メリットも大きいのです。実際、永島アナに対しても〝お誘い〟が沢山あったようです」(前出・女子アナウオッチャー)
今年、〝女子アナの曲がり角〟と言われて久しい30歳になる。
「とりあえず、局に残る決断をしました。〝めざましファミリー〟をはじめ、アナウンス室に対する愛情を最優先にしたようです。ただ、このままフジテレビの局アナでいるかどうかは全く分かりません」(前出・フジテレビ関係者)
『羽鳥慎一モーニングショー』でアシスタントMCを務めているテレビ朝日の斎藤ちはるアナは、他局の挑戦を受ける立場だ。
「この番組は、2017年から同時間帯で視聴率民放1位でしたが、昨年、年間平均世帯視聴率で10.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。昨年まで民放番組を差し置いて視聴率1位だった『あさイチ』(NHK)を上回り、安定した人気を誇っています。大抜擢から3年目に入る斎藤アナですが、うるさ型のコメンテーター・玉川徹氏の〝扱いも上手〟で、羽鳥のよき女房役となっています」(夕刊紙記者)
もうすぐ各地は桜の季節。果たして、どの〝雌花〟がマン開となるのか興味は尽きない。
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