フジテレビは、今年の『FNS27時間テレビ』の放送が決定したことを発表した。

総合MCには、同局で放送するお笑いバラエティー番組『新しいカギ』に出演するチョコレートプラネット、霜降り明星、ハナコが就任。番組の総合演出は、『新しいカギ』のスタッフが務めることが決定している。

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「『新しいカギ』は、視聴率の良い番組ではないのですが、中高生に絞った企画を多く取り入れ、主に13歳から49歳までの『コア視聴率』が好調。今年の『FNS27時間テレビ』は、『新しいカギ』の企画をベースとして制作し、若年層向けの内容にするもよう。広告部も、若者がメイン視聴層になると説明して、営業を行っているそうです」（民放関係者）

『FNS27時間テレビ』といえば、フジテレビを代表する番組ながら、コロナ禍の影響で2020～22年まで放送を休止。昨年、4年ぶりに復活を果たしたが、視聴率は27時間の放送を通じて平均世帯で6.5％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と低迷した。

今年に関してはさらに視聴率が厳しい数字になるだろうと、制作スタッフがため息交じりに語る。

「昨年は総合MCが千鳥、かまいたち、ダイアンの3組で同局の『千鳥の鬼レンチャン』をベースに企画が作られた。人気芸人がそろっていたのにまとまりがなく、『千鳥の鬼レンチャン』の企画をただ垂れ流した印象。今年は、昨年よりMCが小粒で視聴率は見込めなそうです。コア層に人気が高いといっても、そもそもの視聴率が悪ければ元も子もないですから、局内ではあまり期待されていません」

あっと驚くようなサプライズゲストが…？

放送前から低視聴率が予想される『FNS27時間テレビ』だが、フジテレビはもちろん対策を練っているという。

「MCのショボさを補完すべく、ゲストを豪華にするという噂だ。放送直前に次々とサプライズ発表をして、視聴者を獲得する作戦。明石家さんまなど大物芸人以外にも、あっと驚くような著名人をブッキングするつもりだとか。一番の隠し玉は、元SMAPの中居正広と、新しい地図の3人。4人のスケジュールをとりあえず押さえておいて、最終的には木村拓哉にもブッキングする予定では。SMAPの再会が実現すればもちろん大きな話題になる」（スポーツ紙記者）

旧ジャニーズ事務所が崩壊したことで、各メディアでSMAPの再結成がささやかれているが、その舞台として『FNS27時間テレビ』は最適だろうと、民放局の編成担当は明かす。

「フジの名物社員・黒木彰一さんが亡くなった事は大きく報じられましたが、黒木さんのためにSMAPが集結すると言われる。黒木さんは『SMAP×SMAP』のプロデューサーとして有名で、中居が出演する『だれかtoなかい』も担当した。元SMAPメンバーの中で特に中居と仲が良く、黒木さんのために『FNS27時間テレビ』で、『SMAP×SMAP』を復活させようと中居が動いているようです」

視聴率が低いことで放送の意義も問われている『FNS27時間テレビ』だが、SMAPの再結集があるなら視聴率も跳ね上がりそうだ。