長く第一線で活躍してきたタモリの周辺が騒がしくなっている。

NHKは、タモリが出演する人気番組『ブラタモリ』のレギュラー放送を、今年度末で終了すると発表した。

後番組として『新プロジェクトX～挑戦者たち～』が放送されるというが、この決断にテレビ関係者からは驚きの声が上がっている。

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「『ブラタモリ』は人気番組で、視聴率もそれなりに良く、固定視聴者も多くいた。なのに、NHKがレギュラー放送を中止するということは、タモリさんの体調面が原因だと考えられます。タイトル通り、ブラブラ歩くロケが中心ですから、高齢になったタモリさんには撮影が厳しいのでは」（民放関係者）

1945年8月22日生まれのタモリは、78歳の立派な高齢者。間もなく80歳の大台を迎えることになるが、『ブラタモリ』のレギュラー放送が打ち切られたことで、芸能界引退が濃厚になってきているという。

「タモリさんは、節目で芸能界を辞めると常々いってきた。しかし、事務所の大黒柱だったため、結局は75歳になっても引退できなかった。そんなわけで、80歳になったらいよいよ…と憶測を呼んでいるのです」（同・関係者）

タモリがいつの間にかフェードアウト!?

〝Xデー〟に向かって仕事の整理に入っていることが予想されるが、テレビ関係者は「タモリの最後の番組」を、どの局が制作するのかに注目しているようだ。

「『笑っていいとも！』や『世にも奇妙な物語』、『トリビアの泉』などを放送してきたフジテレビ、現在唯一のレギュラーがある『ミュージックステーション』を放送するテレビ朝日がタモリの〝最後〟を狙っている。特に、フジとテレ朝は付き合いが長いため、何がなんでもタモリの最後の出演になる番組を制作すると、すでに調整に入っているという話」（スポーツ紙記者）

また、『ブラタモリ』くらいしか代表作がないNHKも、総力をあげて口説きにかかっているとか。今年の紅白出演や、来年のタモリの誕生日にあわせた『ブラタモリ』の特別番組の制作などを持ち掛けているというウワサだ。

ただ、テレビ関係者が一番恐れているのは、何事もなかったようにタモリがテレビから去ってしまうことだという。

「タモリは派手なことを嫌うため、いつの間にかフェードアウトするかもしれない。『タモリの最後のテレビ出演』と銘打てば、絶対に高視聴率が取れるし、歴史に名を刻む番組になる。とはいえ、まだ引退を明言していないので、各局もなかなか事務所に最後の番組を作らせてくれとはいえないところ。水面下で、フジ、テレ朝、NHKのプロデューサーが、探りを入れる状況が今年に入ってから続いている」（同・記者）

果たして、タモリがテレビを去る日に、〝最後の番組〟を制作する放送局はどこになるのか？