日本テレビの上層部が、また新たなトラブルに頭を抱えている。看板番組『24時間テレビ』の継続を危うくさせている系列局・日本海テレビ幹部の横領事件が解決しない中、今度はドラマ『セクシー田中さん』(23年10月期放送)の原作者である芦原妃名子さんがドラマ化をめぐるトラブルを苦に、自ら命を絶ってしまったのだ。
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日テレは事件の翌日に「脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」と緊急声明を発表。ところが、日テレのビジネスライクなコメントに対し、感情で訴えたのが版元である小学館の公式コメントだった。
「『セクシー田中さん』の映像化については、芦原先生のご要望を担当グループがドラマ制作サイドに、誠実、忠実に伝え、制作されました。ドラマ制作にあたってくださっていたスタッフの皆様にはご意向が伝わっていた状況は事実かと思います」と、日テレの制作陣をかばう。
ムロツヨシ『たーたん』がピンチ…?
「芦原さんがドラマ化に困惑する思いを綴った最新巻がドラマ放送よりも前に発売されているとした上で、謝罪と悔しさ、心の叫びにも感じとれる人間らしいコメントが発せられたんです。ファンのみならず世間の人から多くの支持を得ました」(事情通)
この小学館のコメント発表によって再炎上したのが日テレ。実は、当事者であるドラマプロデューサーからのコメントは発せられていない。代わって出されたのが、ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームを設置する方針。
「小学館が発行する漫画『たーたん』がムロツヨシの主演でドラマ化が決まっているんです。配信を想定しているため1本5000万円もお金をかける。しかも驚くのは『セクシー田中さん』と同じチーフプロデューサーが担当すること。これ以上の炎上を抑えるため、日テレサイドはプロデューサーによるコメントを封じたと言われています」(芸能プロ関係者)
そんな日テレの思惑とは裏腹に想定外の反応を見せているのが視聴者だ。
「『日テレはもう見ない』といった否定的なコメントが続いているんです。日テレ幹部は恐れおののいています」(同)
漫画原作ドラマの在り方が問われている。
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