「もう新作を見ることは、不可能だと思います。このまま番組としては打ち切りという認識で局関係者は了解している」
こう呟くのは日本テレビで制作を担う幹部局員。
今年こそと大きな期待を寄せられていた『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけない』シリーズだったが、日テレ上層部は1月早々に大みそか放送の中止を決定したという。さらに、驚くのは今後の編成部会において『絶対に笑ってはいけない』シリーズに関する制作稟議の場を設けないことも内々に申し渡されたこと。
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「ズバリ、打ち切りです。『ガキ使』の過去作はグループ会社のHuluで視聴できるが、新作がないのは寂しい限りです」(関係者)
『笑ってはいけない』シリーズが打ち切りになる理由は、週刊文春が報じた松本人志(60)をめぐる性加害疑惑だ。一部芸人らが酒席に呼び出した素人女性陣に対し、性接待を強要していたと報じられた。
この一報を受け松本と所属する吉本興業は週刊文春報道を全否定し徹底抗戦の構えを見せていた。もっとも、その後の展開を見る限り、松本側の旗色は悪いと言わざるを得ない。
今すぐ打ち切りたい日テレサイド
「文春編集部も『一連の報道には十分に自信を持っている』と語り第2、第3、第4弾と松本から性被害を受けた証言する女性は計8人にもなった。しかも、第4弾は19年前とはいえ実名顔入りでの告白。インパクトが大きすぎる。仮に、松本が裁判に勝っても文春に対する慰謝料や損害賠償額は民法上の範囲内。数十億円なんて金額には逆立ちしてもなりません。むしろ、松本は記者会見し自らの口で潔白を語ったほうがいい」(芸能プロ関係者)
さて、日テレサイドが『笑ってはいけない』シリーズの終了を決めた理由について、先の関係者が語る。
「吉本興業内でも松本と対等に話ができるスタッフが存在しない。その結果、松本の真意を測れるものが誰もいないんです。『ガキ使』の制作に関しては松本も企画に名を連ねるなど制作に関与している。松本が出演しない以上、番組継続は不可能です」
当然、気になるのが毎週日曜日に放送されている『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の扱い。
「相方の浜田雅功が〝回していく〟と息巻いているが、そこまでの話芸はない。しかも、浜田自身も女性スキャンダルやパワハラ疑惑のウワサが絶えない。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』も最近は視聴率が低迷し、世帯視聴率は2~3%台。年末特番の可能性もなくなった。今すぐに打ち切りたいのが日テレの本音だ」(事情通)
テレビ界において松本は過去の人になりつつある。
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