(画像)polkadot_photo/Shutterstock
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自称・桐島聡の“リア充・イケオジ”逃亡生活に弱者男性たちが涙…「俺より社交的」「俺より友達が多い」

桐島聡容疑者を名乗る男の49年に及ぶ逃亡生活の内幕が、徐々に明るみになってきた。だがその内容は、弱者男性にとって厳しい現実を突きつけるものであるようだ。


桐島容疑者は1975年、都内にあった韓国産業経済研究所のビルに爆弾を仕掛けて爆発させた疑いで、全国に重要指名手配されていた。


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しかし、逃亡生活が40年以上経った今年1月26日、入院先の病院で突如として自身を桐島だと打ち明け、警視庁公安部が身柄を確保。29日に死亡が確認され、当局は桐島容疑者本人か特定を急いでいる。2月2日には、DNA型の鑑識で「親族関係に矛盾がない」と結果が出たため、桐島容疑者本人である可能性が高まった。


約半世紀に及ぶ逃亡生活は、各メディアで大きな話題に。現在も日々詳細が報じられているが、その生活は〝リア充〟と言っていいものだ。


「桐島容疑者と見られる男は『内田洋』を名乗り、神奈川県の工務店に約40年勤務。仕事終わりには近くのDJバーに通い、25年にわたって週1ペースで来店していたことが、店主によって証言されています」(全国紙記者)


ここで〝内田〟は周囲と交流を深め、良好な人間関係を構築していたというから驚きだ。


「証言によると、桐島容疑者と見られる男はギターが趣味で、酔うと音楽に合わせて踊ることもあったそう。常連や店主からは『うっちー』や『うーやん』のあだ名で親しまれ、50代の男性店長は、一緒に銭湯に行ったり、誕生日プレゼントを渡し合う仲だったことも明かしています。別のミュージックバーではイベント時にほぼ参加し、サンバライブでも顔を合わせ、店のバーベキュー大会にも参加していたとのことですから、かなり円滑な人間関係を構築できていたようです」(同・記者)

良好な友人関係、女性からのアプローチも…弱者男性が涙

我が国の社会において、職場や学校、趣味のコミュニティから除け者にされる弱者男性は少なくない。桐島容疑者と見られる男が、逃亡犯でありながら、これだけの人間関係を築いたとあれば、彼らも思うところがあるようだ。

特に、桐島容疑者の異性関係は、弱者男性に痛烈な一撃を与えることになる。


「行きつけバーの店員によると、桐島容疑者と見られる男は2010年頃、当時30歳くらいの女性から、結婚を前提とした交際のアプローチを受けていたというのです。当時の桐島容疑者と見られる男は56歳前後ですから、女性は25歳も下。しかも、立場をわきまえてか『自分は女性を幸せにできるタイプじゃない』と交際を断ったというのですから、振り方まで〝イケオジ〟です」(社会事件に詳しいジャーナリスト)


数々の交友エピソードの中でも、この証言は特に話題になっており、ネット上には《俺より社交的で友人も多くてモテてて涙》《25年間バーに通って、周囲から愛されるキャラで、女性から交際を申し込まれるとか…》《俺より人生楽しんでたんじゃないかと思って鬱》《俺よりまともな人間だったんじゃねえかな》《何も悪い事してない俺より友達が多い》といった悲鳴にも似た声が相次いでいる。


1日には、音楽にあわせバーで楽しげに踊る動画をTBSが公開している。実に楽しそうな様子だが、男が亡くなった今、その逃亡生活の全貌が明かされることはあるのだろうか。