人気バラエティー番組『水曜日のダウンタウン』（TBS系）が、炎上騒動を巻き起こしている。1月24日に放送された最新回は、ダウンタウン・松本人志が芸能活動を休止するため最後の出演となり大きな注目を集めたが、放送内容自体がSNSで物議を醸している。

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この日の放送は、「テレビのロケが一度も来たことのない店、東京23区内にも探せばそこそこある説」という企画内容。オードリー春日俊彰と鬼越トマホーク金ちゃん、トム・ブラウン、きしたかのが3組に分かれ、東京都内でテレビの取材を受けていない店を探し、4店舗連続で探すまで帰れないという企画。もし、テレビロケを受けたことがある飲食店に入ってしまった場合は、罰としてお店の一番人気メニューを食べる。この企画にどんな問題があったのか、テレビ局の編成担当は呆れて言う。

明日24日の「水曜日のダウンタウン」の放送は･･･▼テレビのロケが一度も入ったことのない飲食店を4連続で引き当てるまで帰れません▼後輩の背後に表示されるワードをテンポよく説教に入れ込む…説教の達人#水曜日のダウンタウン #tbs pic.twitter.com/mrT4AeHLyA

— 水曜日のダウンタウン (@wed_downtown) January 23, 2024

「番組では、基本的に外観で人気がなさそうな飲食店を探すという演出になっていた。芸人も、企画を盛り上げるために店の外観を見て失礼な発言を連発。また、取材を受けたことがある店に当たった場合、罰ゲームとしておすすめメニューをイヤイヤ食べるという構成もいただけない。これまで俗悪な企画で人気を出した番組ですが、今回は炎上して当然の稚拙な内容です」

“とがった企画”を放送する信条

実際、X（旧Twitter）では、番組公式アカウントのポストにも批判的なコメントが集まっている。

「ポストの炎上状態を見た人が、TVerなどで番組を見てさらに批判的なコメントを書いている状態。今回に関しては、放送を見ても飲食店へのフォローが少なく番組の演出と企画が悪いのは明白です。また、暴言を吐いていた春日に影響が出る可能性も。春日はTBS系で『ベスコングルメ』のMCを担当し、飲食店ロケも行っている。炎上が広まればスポンサーの怒りを買うことも考えられ、冗談でやったでは済まない騒動になるかもしれない」（スポーツ紙記者）

『ベスコングルメ』だけでなく、TBSでは朝の情報番組『ラヴィット！』でもグルメコーナーがあり、全国津々浦々の隠れた名店を探す『バナナマンのせっかくグルメ!!』も放送している。飲食店とは良い関係でいなければいけないのに、なぜ今回は炎上を誘発するような企画を『水曜日のダウンタウン』で放送したのだろうか？

「『水曜日のダウンタウン』は、尖った企画を放送することを信条とし、演出の藤井健太郎氏もカリスマともてはやされている。お店には取材の趣旨は説明しているでしょうが、視聴者は良い気分になるわけなく、完全に演出で失敗した形です」（同・記者）

せっかく世間の注目が集まった回だったのに、少々悪ノリが過ぎたようだ。