
昨年11月以降、猛威を振るっている鳥インフルエンザは全国で17県、51事例が確認されている。ニワトリは過去最多となる900万羽以上が殺処分された。採卵用のニワトリも大量殺処分されたことで、卵や鶏肉の値段が上がっている。
「千葉県で殺処分されたニワトリは456万羽で、採卵用のニワトリは千葉県全体の3分の1以上にのぼります。他県も似たような状況。これだけのニワトリが殺処分されているんですから、卵と鶏肉の値段が上がるのは当たり前。鶏肉を扱う外食産業、焼き鳥店、から揚げ専門店にも、少なからず影響が出ています」(食品アナリスト)
物価の優等生とも言われている卵の1月上旬の取引高(1キロ)は120円だったが、2月下旬には同200円。実に67%の値上げ幅だ。
「卵は毎日使う食材です。この値上げ幅は、Mサイズだと月に約1200円以上の出費が増える計算になる。家計に影響しますよ」(同)
鶏肉も同様。昨年12月は鶏モモ肉が1キロ675円と、前年に比べて2割高。今年に入ってからは3割以上も高騰しているのだ。
コロナと鳥インフルのダブルパンチ
「1月7日に再発令された緊急事態宣言と鳥インフルエンザで、精肉店では鶏肉が品薄になっています」(精肉卸業者)
鶏肉の品薄は、急成長したから揚げ専門店など各方面に波及している。
「から揚げ専門店やコンビニなどで売られているから揚げは国産鶏肉を使用している。鳥インフルで殺処分された鳥は1000万羽近い。需要と供給のバランスが崩れています」(前出・食品アナリスト)
そんな中、ロシア衛生当局は高病原性の鳥インフルエンザウイルス『H5N8型』について、鳥からヒトへの感染が世界で初めて確認されたと発表。加藤勝信官房長官は「感染は限定的とみられる」とする一方、ヒトへの感染防止の徹底を図る考えを示した。
「日本ではヒトへの感染は確認されていませんが、コロナ同様に鳥インフルの収束は見えていません。予断を許さない」(社会部記者)
庶民はコロナと鳥インフルのダブルパンチに泣かされる。
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