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元横綱・白鵬率いる宮城野部屋に暗雲!? ケガで途中休場…幕内力士0人の悲劇

両国国技館
両国国技館 (C)週刊実話Web 

1月28日、大相撲初場所(東京・両国国技館)横綱照ノ富士の優勝で幕を閉じた。笑みを浮かべた顔、青ざめ、ひきつった顔など力士たちの顔はさまざまだったが、まるで疫病神にでも取りつかれたように落ち込んだ部屋もあった。

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史上最多の優勝45回、平成の大横綱と言われた白鵬率いる宮城野部屋だ。2年に一度、初場所は親方たちにとって特別な場所になる。場所後に、次の2年間のリーダー(定員10人)を決める理事選が行われるからだ。

これにまだ引退して2年も経たない宮城野親方(38)が出馬の意向をみせていたが、去年の九州場所中に不出馬を表明。相撲界を巻き込んだ大騒動は未然に収まった。結果、初場所13日目の締め切りまでに立候補したのは定員ピッタリの10人。3期連続の無投票当選が決まったのである。

「宮城野親方が所属する伊勢ケ浜一門からは、事前の予想通り浅香山親方(元大関魁皇)が立候補しました。同親方は51歳。八角理事長の信頼も厚く、長期の続投が予想されるため、これで当分、宮城野親方の出番はなくなったとみられています。宮城野親方はさぞガックリしていることでしょうね」(一門関係者)

幕内力士がいなくなる…

こんな師匠の心中をおもんぱかったのか。同部屋の弟子たちもそろって覇気がなかった。規格外力士といわれる身長204センチの部屋でただ1人の幕内力士、北青鵬(22)は5日目に右ひざを痛め途中休場。その後の検査で半月板を損傷していることが分かり、2月5日に手術する予定だ。

「来場所は十両転落が必至。これで部屋から幕内力士がいなくなることになり、宮城野親方は、これを機に自分の相撲を見つめ直してほしいと苦り切っていました」(担当記者)

また若手のホープ、十両の天照鵬(21)も、13日目に新十両の尊富士に敗れて負け越しが決まってしまった。唯一の救いは左肩を手術して2場所連続休場し、幕下西5枚目まで降下していた令和の怪物、伯桜鵬(20)が6勝1敗と勝ち越し、十両復帰を確実にしたことぐらいだ。

「もし伯桜鵬の件がなかったら、うちの部屋はお通夜だったよ」(部屋関係者)

厄払いが必要かも?

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