(画像)KieferPix/Shutterstock
(画像)KieferPix/Shutterstock

福岡・死体遺棄で逮捕の41歳夫がどうしても隠したかった“金銭トラブル”とは…

昨年10月、福岡県久留米市のマンションで住人の女性の変死体が見つかった事件が、ここにきて〝異例の展開〟を見せている。死体遺棄罪で起訴された夫の渡辺司被告(41)が初公判を終えた1月12日に、妻の小学校教諭・彩さん(当時35)の首を圧迫し殺害した疑いで再逮捕されたのだ。


【関連】愛知「クローゼット全裸死体遺棄事件」共犯らしきホストの男も逮捕 ほか

社会部記者が言う。


「同事件は、昨年9月末に『妻の体調が優れないので数日、休ませてほしい』と、司被告が彩さんの勤務先に連絡し、その後連絡の取れない彩さんを案じた弟が10月19日に自宅マンションを訪れ、遺体を発見したことが発端。事件発覚後、司被告は『妻は自殺した』『埋葬しようという気持ちになれなかった』と話していたが、県警は彩さんに病歴や自殺理由が見当たらなかったことから捜査を続け、逮捕にこぎつけたのです」


2人の子宝に恵まれた司被告は事件時まで小さなIT企業の役員を務めていたが、夫婦間には〝思わぬトラブル〟が生じていたことが徐々に分かり始めている。

購入費が原因か…

「それが久留米市内に建つ4LDKのマンションの購入計画です。5000万円もするこの新築物件の購入は、彩さん主導で昨年夏に決まったが、頭金を含めた2000万円を支払う約束をしていた司被告がその費用を捻出できなかった。マンションの販売業者に『支払いを待ってほしい』『妻には内緒にしてほしい』などと口止めしていたのです」(捜査関係者)

ただ、時間が経っても支払いが行われなかったことから販売業者は彩さんに相談。「夫と話し合う」と答えていた矢先に消息が途絶えたというのである。


「つまり事実を知られて口論となり、司被告が凶行に及んだ可能性もある。夫婦であっても、金銭感覚や考え方に隔たりがあることはよくあるからです」(同)


何があったのか。早期解明が待たれる。