1月16日、明治安田生命保険相互会社が会見を開いた。ブランド名を『明治安田生命』から『明治安田』に変更し、新企業タレントとして〝カズ〟ことサッカーの三浦知良(56)を起用することが発表された。
「カズは今季もポルトガル2部リーグ・オリヴェイレンセで現役を続けます。そのため、ビデオメッセージでの登場となりました」(スポーツ紙記者)
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同会見では複数のサッカー選手や、プロゴルファーの勝みなみ(25)も登壇。その勝は母親がカズと同い年でファンであること、自身もカズが「憧れの存在」であることを明かした。
カズはビデオメッセージで、「明治安田さんって日本で最初の生命保険会社、パイオニアなんですね。僕も自分で言うのも何ですが、日本のプロサッカー選手のパイオニアとして一緒に精いっぱい走っていければ」と語っていたが、カズの白髪と深い皺に「老い」の2文字を感じた関係者は少なくなかっただろう。だが、その白髪と深い皺は〝Jリーグの歴史〟とも言えるのだ。
カズをきっかけにJリーグに関心を
Jリーグの創設は1991年11月。93年5月の初のシーズン開幕から31年目を迎える。当時を知る選手たちはとっくに現役を引退し、指導者などに転じている。そう考えるとカズの存在はパイオニアであり、レジェンドでもあると言える。
「会見ではカズの協力の下、代名詞の背番号11にちなんで、1万1000個のサッカーボールを全国の子供たちに届ける活動も発表されました。現日本代表メンバーでもカズのリアルな活躍を目にしていないように、今の子供たちはピンと来ないかもしれません。でも、カズのことを知るきっかけが生まれれば、海外リーグではなく、Jリーグに関心を持ってくれる可能性も高まるはず」(専門誌記者)
明治安田は、Jリーグ公式戦のタイトルスポンサーでもある。この会見には野々村芳和チェアマンも参加。「Jリーグとしても60個のクラブが60個の地域でどれだけ圧倒的に輝いていくかが最大のテーマ」と話したが、56歳のカズにはこれが日本サッカーへの最後の〝奉公〟となる?
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