高知競馬場では、1月23日『第38回全日本新人王争覇戦』が開催される。当該競走は、初免許取得後5年以内の騎手のうち、所属主催者の推薦があった騎手の中から選出された12人(JRA4人・地方競馬8人)が「新人王」の称号を懸けて熱戦を繰り広げる、高知の新年の恒例シリーズ。1戦ごとの着順に応じて得点を加算し、2競走の合計点によって順位を争う。
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出場騎手は、佐々木大輔(美浦)、田口貫太(栗東)、西塚洸二(美浦)、鷲頭虎太(栗東)、魚住謙心(金沢)、大山龍太郎(兵庫)、岡遼太郎(高知)、加茂飛翔(佐賀)、佐々木世麗(兵庫)、塚本征吾(愛知)、古岡勇樹(川崎)、細川智史(愛知)の計12人の若武者たち。
「ヤングジョッキーズシリーズ」など、若手の交流戦はいくつかあるが、「新人王」の称号を与えられるのは、この「全日本新人王争覇戦」のみ。推薦してくれた主催者の期待も背負い、意地とプライドを懸けた激しい戦いが繰り広げられる。
競走に先立って出場騎手全員による紹介式が行われるほか、第2戦終了後に表彰式が開催される予定。紹介式は、新型コロナウイルスの影響で2020年を最後に行われていなかったが、今年は4年ぶりに復活する。若武者たちの雄姿を、ぜひ見届けたい。
ステイヤーにとって今年1年を大きく左右する一戦
さて、大井競馬場では翌24日、『第68回金盃』(SⅡ)が開催される。大井競馬場で行われる年明け最初の重賞で、15年より距離が2600メートルへ変更となり、国内では最も長い距離で行われるダート重賞となった。上位2頭にダイオライト記念の優先出走権が付与されるため、ステイヤーにとっては今年1年を大きく左右する要となる一戦だ。
このレースの顕著な特徴は、1番人気の勝率の低さ。過去10年で1番人気馬は【1・1・2・6】と、複勝率を見ても低く、馬券の軸馬にする際は吟味する必要がある。また、約1周半のコースを駆け抜ける戦いは、長距離ならではの位置取りやペース配分がキーポイントとなるため、ジョッキーの力量差が勝敗に大きく影響する。過去10年で御神本訓史4勝、吉原寛人と森泰斗が共に2勝とこの3騎手で8勝しており、今回もキーマンとなりそうだ。
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