『中年婚活50歳、年収450万円からの結婚に必要な30の法則』大洋図書 
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『中年婚活50歳、年収450万円からの結婚に必要な30の法則』著者:中村淳彦~話題の1冊☆著者インタビュー

『中年婚活50歳、年収450万円からの結婚に必要な30の法則』大洋図書/1650円
中村淳彦(なかむら・あつひこ) ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場でフィールドワークを行い、執筆を続けている。49歳だった2020年9月に膠芽腫で妻を亡くし、悩んだ末にすぐに婚活を開始。2022年3月、婚活マッチングアプリで出会った同じ年齢のキャリアウーマンの女性と入籍する。
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――中村さんは前妻の死後に婚活を始め、見事に成功させました。結婚に至るまでの経緯を教えてください。


中村 49歳のときにマッチングアプリを使って婚活を始めました。半年区切りで段階を考えていて、第1段階はマッチングアプリで高望みをすることにしました。美人、高年収、育ちがいい、家庭的な女性を狙うということです。第2段階では結婚相談所に入会し、アプリと併用で活動。第3段階では同年代の一般女性、第4段階で知り合いや読者、視聴者の方々まで範囲を広げようと思っていました。2020年末にアプリ登録して、翌年6月に奥さんと出会い、22年3月に入籍しました。僕の場合は、結果的に高望みした第1段階で成婚に成功しました。ちなみに奥さんは同じ年齢、初婚、美人の金融系キャリアウーマンです。


――「結婚は等価交換」とあります。どういうことですか?


中村 〝自分と同じ価値の女性としか成婚できない〟ということです。婚活でまず女性に見られるポイントは、男性は年齢と年収、女性は年齢と外見になります。最も価値が認められるのは年齢です。40代の中年婚活男性で20代女性を狙っている人が膨大にいますが、等価交換になっていないので基本的に女性にはまったく相手にされません。時間が無駄になるので婚活で10歳以上年下を狙うのはやめたほうがいいでしょう。婚活市場には「年収の100万分の1の法則」という指針があるのですが、詳しくは本書で触れているのでぜひ、参考にして下さい。

相手の話をよく聴くこと

――婚活アプリで相手を見つけるための極意を教えてください。

中村 マッチングアプリでは、とにかくたくさんの女性に「いいね!」を押すことです。失敗している人の典型パターンは、女性の写真やプロフィルを熟読して、タイプの女性、心が動かされた女性だけに「いいね!」を押しているのです。自分の好みやタイプを封印して、広いストライクゾーンを持って多くの女性に「いいね!」を押した人だけが成婚を実現させているのです。


――独身男性の中には、女性とのコミュニケーションが苦手な人も多いです。どのように接したらいいのでしょうか?


中村 清潔感のある身なりで相手の話をよく聴くことです。中年男性が女性に嫌われるのは自慢話、仕事の話、男尊女卑、家父長制の意識などで、傾聴する側にまわることで余計なことを言わないという効果が生まれます。僕はお見合いと初デートで傾聴を使ったことで、2人目の相手で成婚できました。 (聞き手/程原ケン)