今年、最も飛躍が期待される選手は誰か?
それは紛れもなく35期の佐藤励だろう。昨年7月に1級車に昇格すると、秋ごろから大爆発し連戦連勝。試走タイムから他を圧倒し、どんな展開になっても落ち着いてさばいてくる。さばくだけでなく、スピードも一級品で、相手が誰であろうとスピード負けはしないだろう。
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2023年の暮れには、山陽のGⅠスピード王決定戦、SSシリーズ戦を危なげないレース運びで連続優勝。このブレイク度合いは、近年にない水準だ。
師匠の阿部剛士は「よく練習に行く。とにかく頑張っているね。よく整備もしているよ。だからエンジンも出る」と弟子の活躍に目を細める。
今年初のSGで2大巨頭の対抗馬として期待!
佐藤は年明け1月2日からの地元川口普通開催でも好調を持続している。そして、2月には地元川口で開催される『SG全日本選抜オートレース』に出場する予定。本格的に「SGレベル」に成長してから初めて迎えるレースと言える。気配落ちさえなければ、青山周平や鈴木圭一郎の対抗馬の1人として期待されるのは間違いない。そこまで、どのようなプロセスで向かうのか。
川口に現れた〝超新星〟が一層、飛躍する2024年となるかどうかを見極める大事な1月、2月となる。
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