中森明菜 (C)週刊実話Web
中森明菜 (C)週刊実話Web

中森明菜が令和でも支持されるワケ 若者世代の“エモい”感情を揺さぶって再評価の波

歌手の中森明菜に本格復帰の兆しが見られる。長きにわたる活動休止後、2021年あたりから徐々に動きを見せており、昨年12月24日にYouTubeチャンネルを開設。瞬く間に登録者数を伸ばしているが、なぜ令和の世でも支持されるのだろうか。


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中森は〝花の82年組〟として、小泉今日子、松本伊代、堀ちえみ、早見優らと同じ年にデビュー。80年代を代表するアイドル・松田聖子と肩を並べ、〝聖子派〟と〝明菜派〟で論争を巻き起こしたのはご存じのとこだろう。


そんな彼女は12月24日、Xに《クリスマスプレゼント…とは言えないかもしれませんが》と投稿し、YouTubeチャンネル開設を明かした。同時に、自身の楽曲『北ウイング』をセルフカバーした『北ウイング-CLASSIC-』のレコーディング映像を公開している。


「YouTubeはわずか3日間でチャンネル登録者数30万人、『北ウイング-CLASSIC-』のレコーディング動画は200万再生を突破しています。松田聖子のチャンネル登録者数は約13万、小泉今日子は約4万、堀ちえみは約3100人なので、登録者数はぶっちぎりトップ。令和でも支持されていることがわかります」(芸能ライター)

中森明菜が令和でも支持される理由は?

時代が変わっても中森が支持される理由は、どこにあるのだろうか。

「圧倒的な歌唱力と、唯一無二の世界観が再評価されているのだと思います。デビュー曲『スローモーション』リリース時は正統派アイドル路線でしたが、徐々に妖艶な魅力を開花させ、儚い印象と力強い歌唱力という二面性が支持されていました。そして昨今はTikTokやYouTubeショートをはじめとした動画プラットフォームが人気で、若者たちが昭和歌謡に触れる機会が増えた。昭和歌謡は若者たちの間で局地的ブームになっており、動画プラットフォームや音楽ストリーミングサービスで、昔の明菜さんに簡単に触れることができる。昨今流行りの〝エモさ〟がプンプンなことが、令和でも支持される理由になっている部分は大きいでしょう。さらに、明菜世代の人たちが親になり、その子供へ受け継がれていることも考えられます」(音楽ライター)


YouTubeでの活動をきっかけに、ファンは復帰を望んでいる一方、「無理しないでほしい」といった暖かい声も溢れている。


本格復帰した際は、年齢問わず、多くのファンが迎えてくれることだろう。