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JRA重賞『ホープフルステークス』(GⅠ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ (C)週刊実話Web

2017年からGⅠに昇格した『ホープフルステークス』。GⅠに昇格してから歴史は浅いですが、その後3冠を達成する19年のコントレイルなど数々の名馬を輩出しています。今回も将来性十分の素質馬が多数出走。楽しみな一戦になりそうです。


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〝推し馬〟はレガレイラ。抽選対象ですが、そこさえ突破すれば好勝負ができると思っています。半兄に菊花賞4着のドゥラドーレスがいる血統。牧場関係者の評価も高く、入厩前から注目を集めていたのがこの馬です。新馬戦は周囲の期待通りに鮮やかな勝利。2着馬はその後、連勝で札幌2歳ステークスを制しているセットアップですから、相手も強い中での完勝でした。

デビュー戦の勝ちっぷりから、続くアイビーステークスも単勝1.5倍の断然人気に。レースはかなりのスローペース。この馬もメンバー最速の上がりで伸びたものの、差し届かず3着。それでも、強い相手に差のない内容で、牡馬相手のGⅠでも上位の力を持っています。

“すごい!”と思わず声に出してしまうほどいい動き!

そして、なんといっても1週前追い切りが絶品でした。美浦ウッドでの併せ馬。ティファニードンナの外を2馬身先行し、楽な手応えで半馬身先着フィニッシュ。馬なりのまま5ハロン66秒3-11秒1。見た瞬間に〝すごい!〟と思わず声に出してしまうほどいい動き。反応よく瞬時に抜け出した姿は、今後の飛躍を予感させました。太田助手は「前走はこの馬も脚を使ったけど、勝った馬もいい脚でした。位置取りの差かな。気持ちの面で成長が窺えるし、フィジカルも前走以上です。アクティブな調教を今のところ、クリアしています」とうなずきます。もともと持っているポテンシャルに加え、成長もあるとなれば、鬼に金棒。少なくとも前走以上の走りを見せてくれるはずです。

強い相手の中でも見劣りしない素質&成長力で、ここも勝機は十分。抽選突破で、GⅠ初制覇を期待します! 馬連はアドミラルシップ、ウインマクシマム、ヴェロキラプトル、ゴンバデカーブース、シリウスコルト、シンエンペラー、センチュリボンドへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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