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JRA重賞『有馬記念』(GⅠ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話

さあ、いよいよ有馬記念です! ファン投票1位のイクイノックスは、ジャパンCで引退&種牡馬入りを発表したため不在ですが、それでも暮れのグランプリらしく豪華なメンバーがそろいました。

本命候補はタイトルホルダー。連覇を狙った今年の天皇賞・春は、まさかの競走中止。この秋は、初戦のオールカマーから慎重に調整を進めてきました。

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大目標は、やはり有馬記念でしょう。1週前追い切りは、原田騎手を背に単走。追い切りを見ても、動きが上向いてきたのを感じます。栗田師は「動きは軽くなったし、弾みがありますね」とうなずきます。叩き良化型。叩き2戦目の今回は、前走以上の状態で迎えることができそうです。

前走のジャパンCは大逃げを打ったパンサラッサを見ながら、2番手で自分のリズムを刻みました。結果は5着に敗れたものの、この馬らしい走りを見ることができてひと安心。師が「いい形でここへつながった」と言うように3戦目の今回は、GⅠを連勝した2022年春のような強いタイトルホルダーが、もう一度見られるのではないかと思っています。

“三度目の正直”で逃げ切り勝ちを飾ってほしい!

有馬記念は3年連続の参戦ですが、馬券圏内に入ったことはありません。ただ、日経賞を連覇しているところからも分かるように、中山の2500メートルが合わないわけがないんです。「有馬記念は、どうもツキがないというか…。21年は大外枠で、22年が海外帰り。タイミングが悪かっただけで、ダメな舞台とは思っていません」と同師。枠や展開、状態がかみ合えば、このメンバーでも勝機は十分あるはずです。

思い返せば横山和騎手との初コンビとなった21年の有馬記念は、大外からすんなり2番手へ。最後も粘り込んで5着。レース後に鞍上が「一瞬夢を見ました」とコメントしたほど。3度目の有馬記念。ラストランは、この馬らしく逃げ切り勝ちを飾ってほしいです! 馬連はジャスティンパレス、シャフリヤール、スターズオンアース、スルーセブンシーズ、ソールオリエンス、ドウデュースへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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