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JRA重賞『朝日杯フューチュリティステークス』(GⅠ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話 

いよいよ12月も後半戦に。街を歩いていると、イルミネーションが散見されクリスマスが近いのを感じます。競馬記者になってからは毎年仕事。クリスマスというよりは、有馬記念一色の毎日になりそうです。今年のクリスマスイヴは、ウインズ汐留でイベントに出演する予定なので、ぜひ遊びに来てくださいね!

今週は『朝日杯FS』。〝推し馬〟にどの馬を選ぶか、かなり悩みました。ダノンマッキンリーの前走の末脚はものすごかったし、ジャンタルマンタルの狭いところを割ってきた走りは着差以上に強かった…。

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現時点での結論は、ダノンマッキンリー。新馬戦は2番手から押し切り、危なげなく勝利。続く秋明菊賞はゲートでガタつき、後方スタートになりながらラストはメンバー最速の上がりで伸びました。デビュー戦とはまるで違うレースぶり。それでも2戦とも完勝の内容で、能力の高さを存分に見せていました。

血統背景から距離延長も十分こなせる!

この馬で気になるのは血統背景。母ホームカミングクイーンは、12年の英1000ギニー(英GⅠ)で9馬身差の完勝を見せた名牝。レース動画を見ると、圧巻の強さに驚きます。そして、母の半兄は07年に凱旋門賞を制し、同年欧州年度代表馬に輝いたディラントーマス。かなりの良血馬で、セレクトセールで2億2000万円(税抜き)の高値がついたのもうなずけます。

これまで1400メートル戦を続けて使われてきて、今回が初のマイル戦。レースを見ると行きっぷりが良すぎる面も見られ、距離延長に不安も感じます。ただ、マイルを見据えた前走のレースぶり、血統背景から十分こなせるはず。加えて、メンバーを見ると先行馬も多数。ペースが速くなれば、追走も楽になるのでは…。無敗のGⅠ勝利を期待!

相手筆頭はジャンタルマンタルです。前走デイリー杯は、最内をついて勝利。こちらも素質は十分です。無敗馬対決に注目したいと思います! 馬連はジャンタルマンタル、エコロヴァルツ、シュトラウス、セットアップ、ミルテンベルクへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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