
日ハムが“投手王国”に!? 新庄剛志監督「三度目の正直」ならぬ3年目のVへ…
今季パ・リーグで2年連続最下位に沈んだ新庄剛志監督率いる北海道日本ハムファイターズ。万波中正など若手野手も育ってきており、さらに、オリックスからFAで山﨑福也を獲得するなど〝投手王国〟を築けるほど先発陣も充実。三度目の正直ならぬ3年目のVへ来季は逆襲のシーズンとなるーー。
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3年目の新庄ファイターズに〝Vロード〟が見えてきた。あるぞ、最下位からの大逆襲劇が――。
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海の向こう、米国では球団幹部や代理人が一堂に集うウインターミーティングも閉幕し、各チームの補強が本格化してきた。注目は大谷翔平だったが、北海道日本ハムファイターズからは、
「安く買い叩かれても行くのだろうか?」
そんな声も聞こえていた。
ポスティングシステムでの米球界挑戦を目指す上沢直之(29)のことだ。
上沢は今季9勝9敗、防御率2.96。米国では制球力の高い投手が好まれる。「複数球団が興味を示している」との一報もあったが、先発枠の4〜5番手、もしくは先発枠争いといった雰囲気だった。
「それでも行きたいというのなら、彼の人生だから応援しますが、先発枠の4〜5番手といったら、ローテーション当落ライン。シーズン途中に若手投手が出てきたら、真っ先に外されてしまいますよ」(関係者)
入団交渉の中身次第では、〝日本ハム残留〟も十分にあり得るというわけだ(12月10日時点)。
しかし、上沢の去就を気に掛ける理由には、〝前向きな事情〟もあった。国内フリーエージェント権を行使するとみられていた加藤貴之(31)が残留。オリックスからFA権を行使した山﨑福也(31)の大争奪戦に勝利し、日本ハムの先発陣は厚くなったからだ。
「山﨑争奪戦に加わったソフトバンクは、4年12億円を提示しました。日本ハムは同8億円(一部では10億円とも)。勝因は〝誠意〟としか言いようがない」(スポーツ紙記者)
仮に上沢が残留となった場合、来季の開幕投手に指名された伊藤大海(26)、加藤、山﨑、交換トレードでやって来た黒木優太の計5人で50勝近く稼げる計算だ。ここに、ドラフト1位の細野晴希、新外国人投手のパトリック・マーフィーも加わり、クローザーの田中正義もいる。3年目の新庄ファイターズは、〝投手王国〟となりそうだ。
「ファーム最多勝の長谷川威展を現役ドラフトで出してしまいました。驚きもありましたが、日本ハム首脳陣は来季、投手力で勝負できるとみています」(地元メディア)
清宮の変身したムキムキの身体
だが、補強はまだ続けていく。前出の関係者によれば、日本ハムはウインターミーティングに球団幹部を派遣したそうだ。さらなる外国人選手の補強を進めるためで、投手、野手ともに獲得する計画だという。「今オフは補強費があります。本拠地・エスコンフィールドに、たくさんのお客さんが来てくれたので、その収益を回しています」(前出・関係者)
若手の野手も育ってきた。新4番・万波中正は、侍ジャパンにも招集された。野村佑希、清宮幸太郎(24)にも安定感が出てきて、ようやくレギュラーが固まってきた。
「ファン感謝デーで清宮がチアガールのコスプレをやらされたんですが、ファンが驚いていました。衣装が変だったからではありません。筋肉が付いてムキムキの体に変貌していたからです」(前出・地元メディア)
新庄剛志監督(51)といえば、就任1年目からほぼ毎試合、オーダーを変更する日替わり打線でも有名だった。発展途上の若手の競争心をあおり、チーム強化を進めていくためだったが、失敗を恐れて萎縮してしまう選手もいないわけではなかった。しかし、失敗を積み重ねることで、選手は精神的にも逞しくなった。
「ポッチャリ体形だった清宮がムキムキに変身したのは、筋トレと自主トレ。新庄監督は『痩せろ』と以前に言いましたが、その後の体形を維持するかどうかまでは指示していません。どうしなければならないかは、清宮次第。清宮が打つと、チームの雰囲気も明るくなるし、万波、清宮、野村の中軸トリオは来季も期待できます」(同)
彼らを成長させるのは、指揮官としての任務だったが、「想定以上に早かった」と、新庄監督自身も驚いているそうだ。
過渡期の真っ最中にあるチームを引き受けたこともあり、〝負け〟はある程度覚悟していた。それが今季から〝勝ち〟を意識する起用に変わってきた。
「清宮が、どんなにエラーをしても三塁を守らせてきました。試合途中から一塁を守らせ、また、野村に外野の練習もさせてきたのは、バットで結果を出せるのなら、試合で使っていくというメッセージで、ポジションは複数こなせるようにしてくれとの思いからでした」(前出・関係者)
万波、清宮らが成長してきたので、投手力を強化すれば、勝てるチームに変貌できると踏んだからである。
密かに加わっていたウインターミーティングの成果も、これから発表される。
「大物投手が来日する可能性もあります。今まではマイナーで悶々としていた中堅クラスと多く交渉してきました。近年、MLBはDV疑惑に独自のペナルティーを設けるなど処罰も厳しくなっています。過去に処分を受け、MLB球団との交渉が進まない主力級の選手が再起の場を求め、日本の球団との交渉にも積極的になっています」(特派記者)
DeNAが残留交渉を続けているバウアー(32)や、千葉ロッテ入りが決まったコルデロがそうだ。日本ハムも「第2のバウアー」を獲るという。
強力な投手陣を持った新庄ファイターズが、来シーズンのプロ野球界を大いに盛り上げてくれそうだ。
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