(画像)JHVEPhoto/Shutterstock
(画像)JHVEPhoto/Shutterstock

日本共産党・田村智子参院議員が女性初の党首に!? ニューヒロインの誕生か

自民党安倍派のパーティー券裏金疑惑で岸田政権に激震が走る中、今後、追及を強める野党・共産党が注目を集めている。〝タムトモ〟の愛称で知られる田村智子参院議員が女性初の党首に大抜擢されるのではともっぱらだからだ。


「今年夏頃からウワサはあった。というのは、参院議員の田村さんが衆院に鞍替えすることが発表され〝もしや…〟という声が高まったのです」(野党担当記者)


【関連】小沢一郎氏が首の皮一枚の崖っぷち…山本太郎代表に再接近で最後の賭けに!? ほか

田村氏は2022年の参院選で3選したばかり。その田村氏を次期衆院選で比例東京ブロック候補にするというのだから、何か意図するところがあると察するのは当然だ。


「タムトモが一躍全国区になったのは、安倍元首相の『桜を見る会』を徹底追及したこと。学生時代に合唱部で鍛えた張りのある声で当時の安倍首相を舌鋒鋭く追及する国会中継ユーチューブは、異例の100万回以上も再生されたほど。その功績も踏まえタムトモは、他党では政調会長にあたる政策委員長に抜擢され、共産党のニューヒロインとして脚光を浴びたのです」(同)

23年続く体制を見直す動きが…

それにしても、なぜこのタイミングで共産党トップ交代論が浮上してきたのか。

「一つは今春行われた統一地方選で道府県議選と政令市議選でそれぞれ20議席以上減らした。また市区町村議選でも90議席超の議席を減らすなど歴史的敗北となったことが大きい。二つ目は共産党の財政を支える党機関紙『しんぶん赤旗』も80年の355万部をピークに近年は100万部を割り、党財政は厳しくなるばかりなのも影響している。この窮地を救うには、23年続く志位和夫体制を見直したほうがいいという空気が党内外に漂い始めた。それで安倍政権を追い詰めたタムトモに白羽の矢が立ったのでしょう」(元共産党関係者)


果たして、1月の党大会で田村氏は党首に選出されるのか。


「将来の党首候補として名前が挙がっていたのは、参院議員の山添拓氏や志位委員長の秘蔵っ子とされる党書記局次長の田中悠氏ら。他にも多士済々」(消息筋)


イケイケの田村氏が新党首となれば、自民党の脅威になるのは必至だ。