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JRA重賞『中山記念』(GⅡ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

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4月に行われる大阪杯だけでなく、ドバイや香港のビッグレースに向けてのステップとしても機能する中山記念。ただ、過去10年のうち11頭立て以下が7回と、少頭数となることが多く、3連単の配当が10万円を超えたのも1回だけ。1番人気は【3・0・0・7】と信頼度が高くない割に、極端な波乱は少ないレースとなっている。

★軸馬=ヒシイグアス
2勝クラスから中山金杯まで、目下3連勝中のヒシイグアス。中山芝は【3・2・0・1】で、1800メートルに限れば【1・2・0・1】。唯一の着外は、まだ成長途上だった3歳春のスプリングSの5着だが、それも0秒2差と接戦を演じている。舞台設定に不足なし。17頭立てだった前走よりは頭数が減って走りやすくなる反面、メンバーレベルはやや上がっている印象。それだけに、ここは試金石となる一戦だ。春のGⅠ戦線で存在感を発揮するためにも爪痕を残しておきたい。

★相手=クラージュゲリエ
京都2歳Sを勝ち、札幌2歳Sと共同通信杯でも3着と、2~3歳時の重賞で好走歴のあるクラージュゲリエ。クラシックでも皐月賞5着、ダービー6着と健闘。その後、実戦から1年半も離れていた時期もありながら、近2走は、アンドロメダS2着、日経新春杯3着と復調してきている。このタイミングでルメール騎手を確保するということは、陣営も勝負になると踏んでの出走に違いない。

★相手=バビット
菊花賞は10着、有馬記念は13着と大敗してしまったバビット。未知の距離で、相手も強かったか。ここは相手関係が大幅に軽くなり、先手を取れそうなメンバー構成でもある。過去10年、逃げた馬は【0・2・3・5】と、半数が馬券に絡んでいる。芝1800メートルは、ラジオNIKKEI賞勝ちも含め3戦2勝2着1回。マイペースに持ち込めれば粘り込む可能性は十分だ。

ケイデンスコール久々の1800でも!

★相手=トーセンスーリヤ
前走の札幌記念は、GⅠ勝ちがある強豪馬が1~3着を占める中、6着に頑張ったトーセンスーリヤ。勝ち馬から0秒9差、3着馬からは0秒5差と、大きくは離されていなかった。2000メートルでは、3走前に新潟記念勝ちはあるものの【1・0・1・4】に対して、1800メートルは【3・6・3・5】。ベストの距離は、こちらだろう。休み明けも問題なく、掲示板外の次走も【0・3・1・2】と、一変があるタイプ。ここは狙い目だ。

★相手=ウインイクシード
前走の中山金杯は、2番手から粘り込んで3着に好走したウインイクシード。11番人気と低評価だったが、3走前の福島記念は0秒4差5着、2走前のディセンバーSも0秒5差5着と、復調気配を漂わせていた。中山芝は【2・4・2・4】で、それも含めて全4勝は右回り。芝1800メートルでも【1・2・1・3】と安定している。連続好走があっても不思議ではない。

★相手=ケイデンスコール
前走の京都金杯が、新潟2歳S以来約2年半ぶりの勝利となったケイデンスコール。12番人気と評価は低かったものの、タイミングよく仕掛けた岩田康誠騎手の好アシストに導かれ、最後までしっかり伸び切った。勝ち星はマイルまでしかなく、芝1800メートルの経験は毎日杯(4着)の1戦のみだが、復調した今なら、こなせる可能性が高い。

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