池田裕子(C)週刊実話 
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モデル・女優/池田裕子インタビュー〜「首の骨折事故で“結婚観”も変わりました」〜

大手事務所に所属し、F級グラドルとしてデビューした池田裕子。ミスコンでの優勝経験もある彼女だが、「BL(ボーイズラブ)が大好きで男性との営みには興味がない」というユニークなキャラだった。そんな彼女が2020年にフリーとなり、2年後の22年10月には首の骨を折る大事故に遭遇というニュースが飛び込んできた。あれから1年。事故の詳細とその後、どうなったのかが気になり話を聞いた。


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――お元気そうですね。事故のことも気になりますが、そもそもフリーになられたのはどういう理由からなんでしょう?


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池田 実は、フリーになりたくて事務所を辞めたというより、全く違う業界で働く=引退するつもりでいたんです。ところが、当時の事務所の方を始め、お仕事で関わったことのある方が「せっかくのキャリアがもったいない。フリーランスでもいいからやってみたら? ダメだったら辞めればいい」と仰ってくださったんです。当時はフリーでやられてる方も増えていたので、とりあえずメールアドレスを取得してSNSで発信したところ、声をかけてくださる方がたくさんいてくれて…。


――仕事の内容はどんなものが多いんでしょう?


池田 モデル業を中心に、ナレーションや手などのパーツモデルのお仕事など、事務所にいた頃よりもオファー自体は増えたような気がします。もちろん、ギャラの交渉も自分でするので、「それだったら家で寝ている方がマシかも!?」というような条件を提示されることもありますけどね。


――事務所にいたときは、そこんところをコントロールしてもらえたわけですね。


池田 依頼の文面とか、やりとりの内容で、ある程度の精査はできるようになりました。先方がキチンとされているかどうかは、マネジャーさんなどとの会話や現場でのやりとりで鍛えられていたんだと思います。


――ヤバいオファーなどもあったんでしょうか?


池田 コマーシャルの撮影なのに絵コンテがなかったり、スタッフさんが缶ビールを飲みながら…なんていうのもありました。最初は我慢してましたが、さすがにキレちゃいましたね。仕事はやり終えてギャラもいただきましたが、それがオンエアされた様子がないので、きっとクライアントさんからNGが出たんだと思います(笑)。

広くなった!?「守備範囲」

――フリーランスになって2年後、大事故に見舞われました。どんな事故だったんでしょう?

池田 あるクリニックのウェブサイト用の撮影でした。院内での撮影中、内装工事も入ると聞かされていたのですが、撮影自体は滞りなく終わりました。着替えようと控室がある2階に上がろうとしたところ、ドアを開けて1歩踏み出したら、先ほどまであった床が(工事で)なくなっていて、2メートルほど下の地下に真っ逆さま。何かの縁に足が引っかかり、頭から落ちました。首の骨を圧迫骨折したのですが、奇跡的に神経までは傷めてなくて、手足が動かなくなることは避けられました。ただ、お医者さんによると「普通は死んでる。ラッキーだったね」ということらしいです。治療法は特になく3カ月間は絶対安静で、麻酔薬に近いような強い痛み止めを飲むだけでした。同じようなケガをしている人はいるのかと検索したのですが、競馬ジョッキーの方の転落事故が1件ヒットしただけでした。


――後遺症などはあるのですか?


池田 完治はしないケガだそうで、まだ通院中です。お医者さんが「もうこれ以上治療しても良くならない」と判断した時点で後遺障害が認定されるそうです。


――モデル業にも支障をきたしそうですね。


池田 グラビアはもうやっていないのですが、そもそも不自然なポーズが多くて筋肉痛になっていましたから、難しいでしょうね。あとは可動域が狭くなっているので、横を向く、上を向くなどの素早い動きができにくいです。例えばペットボトルをうまく飲むのが苦手です。


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――生死の境を彷徨ったことで、人生観や結婚観などに変化はありましたか?


池田 しばらくは怖くて眠れない日が続いたんです。足の痺れもあったので、寝ている間に悪化したらどうしよう…とか。ようやく眠れても、転落する夢を見るなど不安が多くて、初めて心療内科にも通いました。なので、「明日死ぬかもしれない」と思うと、むしろ結婚願望は減少したかもしれないですね。将来のことより、今を楽しめることを考えるようになりました。実際、割と最近に結婚前提の交際申し込みをされたのですが、お断りしてしまいました。ものすごく条件のいい方で、「これを受け入れたら将来安泰かなぁ」みたいな。でも、私って追いかける恋がしたいみたいです。無理めの人を落としたい、というか。男性への依存心も強くないので、1人の方が気楽かなと考えちゃいますね。


――外見のイメージからはそんな風に見えない。


池田 それはよく言われます。見た感じが従順そうだからか、説教や洗脳まがいの言動で女性をコントロールしようとする、支配欲の強いタイプの男性に好かれがちなんですね。でも私、そういう男性がこの世の何よりも嫌いなんです(笑)。


――需要と供給が合ってないわけだ。


池田 でも最近、生まれて初めて「推し」というのができたんですよ。オーディション番組から出てきた中国人のワンズハオという男の子です。今まで恋愛対象は絶対に日本人で、外国人は性的な対象としては見られない…と決めつけていたのに、急に興味が湧いてきちゃってます。


――処女売りだったのに、成長しましたねぇ(笑)。


池田 外国人の性生活ってどんななんだろうと興味が出てきて調べたりしています。おかげでストライクゾーンがめちゃくちゃ広くなりました。


――グローバルな〝追いかける恋〟ができそうだ(笑)。
◆いけだゆうこ 1987年5月6日生まれ。T165、B86・W59・H91。東京造形大学デザイン学科卒業。グラドルとしては最後の出演となったイメージDVD『甘い記憶』(スパイスビジュアル)が発売中。X(旧ツイッター)@ikedayuko