近年、アクセサリーやブランド品の買い取り業者が活況を呈しているが、名古屋市中区の『おたからや名古屋栄店』の店長、阿部光一さん（42）が、変死体で発見される事件が発生した。

阿部さんの姿は9月末に確認されたのが最後だが、以降も親族にはLINEメッセージが届き、不審に思った姉が愛知県警中署に相談。11月21日に捜査員が同区内の自宅マンションで遺体を発見したという。

【関連】強盗殺人の“差し戻し裁判”に司法関係者が注目！被告はがんに侵され余命宣告… ほか「遺体は頭にビニール袋、手足をロープで縛られ、全裸のまま毛布に包まれクローゼットに放置されていた。司法解剖の結果、死後2カ月近くたっていて死因は特定できなかったが、県警は殺害した犯人が遺体発見を遅らせるため、LINEを使って生存を偽装した可能性が高いと考えているのです」（捜査関係者）

新たな男性と交際か

県警は交友関係の捜査から11月24日に同店の元従業員、内田明日香容疑者（29＝同市北区）を死体遺棄容疑で逮捕。内田容疑者は14年ごろから同店に勤務していたが、2人の間に何らかのトラブルが起こったものとみられているのだ。

知人男性がこう話す。

「内田さんは3年ほど前に離婚。子供は夫が引き取り水商売で生計を立てていました。目がクリッとした美人で、結婚前もキャバ嬢やクラブホステスをしていたらしいが、離婚後勤めた店を訪れた阿部さんに誘われ、『おたからや』に勤めるようになったようです」

阿部さんは内田容疑者を信頼していたようだが、「その後、同容疑者が店の金を数千万円横領していたことが発覚。毎月少しずつ返済していたとの情報がある」（捜査関係者）という。そのため、この金銭トラブルが犯行に繋がった可能性も指摘されているのだ。

また、内田容疑者は最近新たな男性と交際し始めたとの情報もあり、この人物と事件との関わりも注目されているという。