『小島よしおのボクといっしょに考えよう』朝日新聞出版 
『小島よしおのボクといっしょに考えよう』朝日新聞出版 

『小島よしおのボクといっしょに考えよう』著者:小島よしお~話題の1冊☆著者インタビュー

『小島よしおのボクといっしょに考えよう』朝日新聞出版/1540円
小島よしお(こじま・よしお) 1980年、沖縄生まれの千葉育ち。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、ピン芸人となり、「そんなの関係ねぇ!」でブレーク。2020年からYouTubeで『小島よしおのおっぱっぴー小学校』を開設し、子供の学習を支援する動画も公開中。
――ニュースサイト『AERA dot.』で連載中の子供のお悩み相談「ボクといっしょに考えよう」をまとめた1冊。サイトのPVは1300万を超えているそうですね。【関連】『モヤモヤがガソリンになるひとりリセット旅のススメ』著者:こつぶ~話題の1冊☆著者インタビュー ほか

小島 この本では小学生の悩みだけを抜粋しているんですが、サイトの連載は高校生まで受け付けてますから。


――どんな悩みが多いのでしょう?


小島 本で取り上げた悩みは22個。『親友に仲間外れにされて悲しい』とかの友達関係、『算数の問題でミスしてしまう。簡単なミスはどうすればなくせる?』といった勉強系、あと『ついウソをついてしまう』なんていう人間の根源的な質問も来たり、はたまた『宇宙人が怖くて眠れない』といった子供らしいものまで、本当にいろんなお悩みがあります。


――悩みに答える際に心がけていることはなんですか?


小島 〝寄り添い〟というのをテーマに子供と同じ目線に立ちつつ、できるだけ具体的な案として『こういうことができるんじゃないかな?』とか、いろんな可能性も示しつつ、最終的には『よしおはこう思うけど、どう思うかな?』という見方を提示しています。

さかなクンとの特別対談も

――子供に大人気ですが、お父さんやお母さん世代にも読んでもらいたいですか?

小島 (2007年にブレークして)16年前からなんで、その当時に中学生とか小学生だった子たちがパパ、ママになって、(ライブやイベントに)自分の子供を連れて来たりしてくれて、『私も見てました』なんて声をかけてもらえているので、ぜひ、お子さんとの会話のヒントにしてもらいたいですね。


――さかなクンと子供時代を語り合う、特別対談も収録されてますね。


小島 もともとさかなクンとはプライベートでもお友達で、ご飯とか一緒に食べに行く仲なんですけど。今回の対談では、お互いのお母さんのことだったり〝どういうふうに育てられたか〟〝どういう言葉が印象に残ってる?〟なんてお話もしてます。


――おふたりのお母さんは似たタイプだとか?


小島 本にも載ってますけど、僕は親に『勉強しろ』と言われたことがない。さかなクンのお母さんも、三者面談で先生に『うちの子は、勉強はいいんです。絵が好きでお魚やタコが好きだから、それを伸ばしてあげたいんです』って言ってくれたそうなんです。


――お二人とも親が長所を伸ばしてくれたから、今があるんですね。最後に、子供たちにメッセージを。


小島 なんか悩んでることがあったら、よしおのとこに連絡してね! おっぱっぴー! (聞き手/程原ケン)