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わくわく『地方競馬』情報~全日本2歳優駿/神奈川記念

わくわく『地方競馬』情報
わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

第10回開催(12月11~15日)が今年最後の開催となる川崎競馬では13日『全日本2歳優駿』、14日『神奈川記念』、『2023ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド』と、注目のレースが目白押しだ。

13日に開催される『第74回全日本2歳優駿』は、2歳戦では唯一のJpnⅠであり、アメリカで最も権威あるレースの一つである「ケンタッキーダービー」の出走馬選定ポイントシリーズの一戦として位置づけられている。


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歴代優勝馬には97年アグネスワールド、99年アグネスデジタル、02年ユートピア(すべてJRA)など実際に海外重賞を制したトップホースの名が並ぶ。また、22年の勝ち馬デルマソトガケ(JRA)は、その後、主戦場を海外へ移しUAEダービーを制覇。さらに、11月のアメリカダート競馬の最高峰であるブリーダーズカップクラシックで2着に入るという快挙を成し遂げた。海外挑戦の波は地方競馬界にも広がっており、今年マンダリンヒーローが日本の地方競馬所属馬としては初となるケンタッキーダービーに出走。全日本2歳優駿をステップにはしていないが、同馬が拡げた可能性を信じて、チャンスを狙う素質馬が例年以上に参戦してくるだろう。

過去10年ではJRA馬優勢だが…

過去10年を見てみるとJRA馬が7勝2着9回3着4回と圧倒しているが、1~3着を独占したのは3回のみ。地方馬も3勝2着1回3着6回と結果を残しており、今回も侮ることはできない。日本のみならず海外でも活躍するであろうニュースターの誕生に期待しよう。

さて、川崎競馬では今年に限り開催される重賞競走『第1回神奈川記念』が開催される。これは全国的なダート競走の体系整備に伴い、24年から川崎記念の開催が1月から4月へ移動となるため、ダートグレード競走ではないJRA交流重賞として、今年度のみ開催されることになった特別な重賞だ。左回り1600メートルのダートグレード競走は少ないため、JRAのGⅠフェブラリーSへのステップレースとして、実績馬の出走が予想される。

最初で最後の優勝馬の歴史に名を刻むのはどの馬か、注目の一戦だ。

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