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松井秀喜の母校・星陵が秋の大会32年ぶりの優勝へ…父子2代監督でV達成

松井秀喜
松井秀喜 (C)週刊実話Web 

高校野球の秋の日本一は、石川県の星稜高校だ。

去る11月20日、「明治神宮野球大会・高校の部」の決勝戦が行われ、星稜が栃木県の作新学院に勝利した。

「高校野球では春のセンバツ大会と、夏の甲子園大会の印象が強いが、秋には各地区大会で優勝した学校が神宮球場に集まり、日本一を決めます。同大会は、来春のセンバツ出場校を決める材料にもされています」(スポーツ紙記者)

その大事な秋の大会を制したのが、〝山下監督〟だ。同校の神宮大会制覇は91年以来、実に32年ぶり。前回優勝時には巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49)の在籍するチームを山下智茂監督(78)が率いたが、今回はその長男・智将氏(42)が指揮を執ったのである。

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高校野球で父が監督、息子が選手、あるいは父子2代での甲子園出場や監督就任などの親子鷹は、過去にもニュースになった。だが、父子で監督を務め日本一となったケースは聞いたことがない。少なくとも、神宮大会では初めてである。

「智将氏が星稜の野球部監督に就任したのは今年4月。約半年で日本一に上り詰めたことになります。昨夏の第104回全国選手権でも監督代行として指揮を執り、同部の部長職も務めていました」(地元メディア)

「考えて野球をやる」

本人も同校野球部OBで、ゴジラ松井の7学年後輩にあたる智将氏は、監督就任以来「考えて野球をやる」をテーマに選手主体のチームづくりをしてきた。そのため、同大会では細かな指示を与えず、選手らが自ら相手投手の攻略法などを考え、それを実践したという。

「智将氏は部員たちから上がってきた作戦も聞き入れ、コーチたちの進言にもよく耳を傾けていました。決勝戦の勝因を質問されたときは主将の芦硲晃太外野手の頑張りを挙げ、選手個々の名前も出して全員を褒めていました」(同)

試合後、智将氏は父子での全国制覇について「ここまで来られると思っていませんでした。実感がない」とコメントしたが、スタンドには智茂氏の姿が…。この恩師の姿と後輩の快挙には、ゴジラ松井もさぞビックリしたことだろう。

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