(画像)Conor P. Fitzgerald/Shutterstock 
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大谷翔平争奪戦が間もなくスタート…長期契約も含め“変則”条件提示されるか!?

大谷争奪戦は12月4日(現地時間)スタートのウインターミーティングで幕を開ける。だが、「その佳境は来年1月だろう」とみる現地関係者も多い。以前から交渉の長期化も予想されていたからだ。


「エンゼルスが大谷翔平(29)との独占交渉権を失ったのは11月6日。その後、すぐに他球団と交渉できるのに、その手の話は一切聞こえてきません」(11月26日時点/現地記者)


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米メディアは、「史上最高額、総額5億ドル強(約750億円)のマネー合戦となる」とも伝えていたが、そうはならない可能性もある。というのは、大谷には〝譲れないもの〟があるからだ。


「大谷が貫きたいのは『二刀流』です。今さらの感もありますが、彼は来季30歳を迎えます。30歳の投手に長期契約を提示するのは、大変なことなんです。ごく一部の超一流投手にだけ許された称号みたいなものです。大谷の場合、投手と打者の両方で出場していますので、30代半ばになった頃の体力面はどうなっているのか、誰も想像が付きません」(同)


そのため、5億ドルの契約は〝変則〟の条件提示になりそうなのだ。

6年目以降の現実的な話も

まず、来年はトミー・ジョン手術の影響で〝打者のみ〟の出場。25年に二刀流復活となり、投手・大谷が完全復調するのは26年と目されている。26年シーズンは32歳、年齢的に見て、「35歳まで」が投手としてのピークだろう。となると、大谷と5年以上の長期契約を結ぶのは〝危ない〟と解釈され、「6年目以降は契約内容の見直し」の変則か、「5年以下の提示」となる。後者の場合、提示額は5億ドルには届かない。

「大谷は二刀流を全うしたいと言い続けてきました。それを叶えてくれる環境を求めており、今回の交渉では、30代半ば以降、つまり、加齢を含めた現実的な選択もしなければなりません」(米国人ライター)


交渉が長期化する理由は、単に争奪戦に参加してくる球団の多さだけではないようだ。もっとも今後、年齢的な衰えも含めて、「大谷人気はそれを上回る収益をもたらす」と判断する〝太っ腹な球団〟も現れるかもしれない。その筆頭がドジャースだという。最近は「1年だけエンゼルスに残留、投手復帰してから仕切り直しを」なんて〝超・現実的な選択〟を予想する声も出始めたそうだ。