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奈美悦子、山本リンダ…“衝撃の記者会見”舞台裏…芸能界艶やか事件簿

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(画像)metamorworks/Shutterstock

芸能界の〝豊満事件〟史上、最も世間を驚かせ、他に類例がないのはコレだろう。

1996年6月、当時、45歳の奈美悦子が突如として開いた記者会見が世間を大いに騒がせた。会見で報告されたのは、乳首縮小手術の失敗を理由に、東京地裁に医療法人と執刀医のS氏に約4800万円の損害賠償を求める裁判を起こした、というものだった。

「何でも、昔から大きな乳首にコンプレックスを感じており、週刊誌のグラビアヌードと写真集の話を受けたのを機に、思い切って乳首縮小手術に踏み切ったとのことでした。しかし、手術は術前の説明も手術同意書もないままに行われ、右の乳首は1~2ミリを残すのみに。左は根本からなくなって真っ平らになってしまったとして、『乳首を元に戻してほしい!』と涙ながらに訴えたんです」(ワイドショー関係者)

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執刀医サイドは、手術は失敗ではないという主張を展開したが、最終的には430万円の和解金が奈美に支払われることとなり、事態は収束した。

「裁判所が提示した和解金は、交通事故で人差し指を失った人への和解金と同等のものだったそうです。この件についてはさまざまな議論がありそうですが、会見を開いて〝乳首を返して!〟と堂々と主張した奈美のキャラはお茶の間に浸透し、その後、バラエティーや情報番組のコメンテーターとして活躍するようになったわけですから、得たものもあったのでは」(同・関係者)

ちなみに、術前の奈美の乳首は、実は本人が気にするほど大きくもなかったことをお伝えしておこう。

“酷評”されながらも大ヒット!

豊満に関する会見で、もう1つ思い出すのは93年。5月に歌手の山本リンダが発売した初のフルオープン写真集『WANDJINA』を、大阪の深夜ラジオ番組『誠のサイキック青年団』で、パーソナリティーの北野誠が人工的に見えたという山本のボディーをネタにして、30分にもわたってこき下ろしたのだ。

「これを知った山本が〝悲しくなっちゃう〟と大激怒。山本は、朝日放送に対し、歌手としてのイメージを低下させ、営業を妨害したとして、新聞全紙での謝罪広告掲載と1億円の慰謝料を求める内容証明を送りつけたんです。さすがに北野、番組サイドに弁明の余地はなく、山本同席の下での謝罪会見が開かれることになりました」(芸能記者)

テレビでは威勢のいいコメントで人気者だった北野だが、このときばかりは山本の隣で小さく肩をすくめて〝反省ポーズ〟を取り続けるしかなかった。

「山本は芸人としての北野の立場も理解しており、〝面白いことを言ってもいいけど最後にね、これはギャグだけよということをちゃんとフォローするの!〟と涙ながらに熱弁。公開説教に、北野は〝山本リンダさんに関する事実無根の暴言の数々をお詫びさせていただきます。どうもすみませんでした〟と頭を下げるしかありませんでした」(同・記者)

確かに、山本の写真集は他の美女たちの作品にはない演出が目立ち、異色のものだったが、

「アメリカ人を父親に持つハーフの山本の豊満は、当時42歳であったことが信じられないほど見事な艶と張りを保っていました。透き通るような肌の白さは日本人離れしたものがあり、アンダーはもっさりと超自然派で、そのコントラストが実にエロティックでした。北野の酷評がありながら、20万部の大ヒットとなったことを見ても、いかに素晴らしかったかがよく分かります」(出版関係者)

強烈なインパクトを残した2人の〝豊満事件〟が、われわれの記憶から失われることはない!

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