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『週刊実話』創刊65周年特別企画・本誌が選んだ時代のヒーロー〜令和・スポーツ界の“新ヒーロー”大谷翔平

大谷翔平
(画像)Conor P. Fitzgerald/Shutterstock

本誌『週刊実話』が誕生したのは昭和33(1958)年のこと。前々年の経済白書が〝戦後の終結〟をうたい、日本経済が飛躍的な成長を遂げた時期に、『実話出版』から9月22日号として創刊された――。その後、一時的な休刊を経て昭和42年5月、『日本ジャーナルプレス新社』(弊社『日本ジャーナル出版』の旧社名)の設立とともに復刊。以来、週刊誌として発行され、今年創刊65周年を迎えたのである。その65年の歴史の中から選びぬいた、いまも輝ける時代のヒーローたちをご紹介。

メジャーリーグで数多くの記録を残した〝平成のヒーロー〟イチロー。彼を超える日本選手は今後出ないだろうとみられていたが、とてつもない〝怪物〟が現れた。

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それが米ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平だ。日米9年間を振り返ると、投手として日本で最多勝を獲得したかと思えば、打者としてもメジャーでホームラン王を争う大活躍。日本ハム入団当時、多くのプロ野球関係者が「無理」と語った二刀流で、どちらも〝超〟の付く成績を残す、まさに〝令和のヒーロー〟だ。

その大谷は岩手・花巻東高校の1年時に、目標シートを作っていたという。「希望する8球団からドラフト1位指名」されるため、「コントロール」「スピード」「キレ」「変化球」「体づくり」「人間性」「メンタル」「運」と必要な項目を書き出し、さらにその要素を満たす小さな目標を書き込み、日々を送った。一例を挙げれば、「人が落としたゴミを拾うことは運を拾うこと」と監督に教えられ、実践していたという。これは、現在も試合中に見られる光景だ。

FA権獲得後は契約最高額か…

また、大谷はオンとオフの切り替えがすさまじい。チームが世界一となり、自身もMVPプレイヤーとなった今春のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、試合開始前にベンチであくびをしたにもかかわらず、20分後には特大3ランを放った。

現在、千賀滉大や吉田正尚など、日本人選手が再びメジャーで活躍し始めている。大谷は今オフにFA権を獲得するが、契約額は「史上最高額の5億ドル」ともいわれているのだ。

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