今年3月28日に死去した世界的な音楽家・坂本龍一さん(享年71)は、亡くなる数日前に家族や医師に「つらい。もう、逝かせてくれ」と頼み込むほどだったという。坂本さん以外にも、凄絶な闘病の末に旅立った著名人は多い。
元フジテレビアナウンサーでタレントだった有賀さつきさん(享年52)のあまりにも早すぎる死は、テレビ業界のみならず、お茶の間にも衝撃を与えた。
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1988年に河野景子や八木亜希子と同期で入社した有賀さんは、〝花の3人娘〟と呼ばれ、「女子アナブーム」の立役者の一人だった。
スポーツニュースを担当しながら、『オレたちひょうきん族』や『とんねるずのみなさんのおかげです』といったバラエティー番組でも活躍。アイドルアナの先駆け的存在だったが、92年に退社してタレントに転身した。
「プライベートでは、フジテレビ時代の上司だった13歳上の和田圭氏と2002年に結婚。女児を授かったが、06年に離婚しています」(芸能ライター)
離婚の際、有賀さんは会見で「和田氏との結婚は間違いだった」と語り、のちにバラエティー番組でこんなエピソードを披露していた。
「話し合って別れようと決めた2日後に妊娠が判明し、刑務所に入る覚悟で結婚した」
同期の八木亜希子にも隠していた
そんな有賀さんの命を奪ったのは「卵巣ガン」だった。
「有賀さんの父親が『週刊女性』の取材に明かしたところによると、亡くなる3年前に手術を受けていたそうです。しかし、知られたくないというご本人の意向で病名は伏せられ、仲がよかった同期の八木にも隠していたそうです」(前出・芸能ライター)
激ヤセしても「ダイエット中だから」と言い張り、抗ガン剤の影響で毛髪が抜けてウイッグを着用した際も「カツラは便利」と明るく振る舞っていたという。
18年1月中旬に体調が悪化して入院。食欲がなく、点滴を受けていたが、同月30日に息を引き取った。
「離婚後、最愛の一人娘は有賀さんが引き取り、大切に育てていたが、あまりに急な旅立ちだったため、娘さんもお父さんも立ち会えなかったそうです」(同・ライター)
有賀さんの死後、娘さんは和田氏が引き取った。すでに成人を迎えている計算だが、将来アナウンサーになってわれわれの前に姿を現すかもしれない。
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