今年のNHK朝ドラ『らんまん』で主人公の母親役を演じた広末涼子(43)に有名シェフとの不倫が発覚し、大騒動になったが、同作で祖母役と晩年の娘役の二役を演じて話題になった松坂慶子(71)も、かつては不倫で世間を騒がせた過去を持つ。
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1973年のNHK大河ドラマ『国盗り物語』で濃姫役を好演。広く世間に知られるようになった松坂は、TBSのドラマで共演した元ウエスタン歌手の故小坂一也さんと恋に落ちた。
「しかし、当時の小坂さんは大物女優の〝内縁の夫〟だったんです」(ベテランの芸能記者)
小坂さんは、松坂と出会った74年の正月に、長年連れ添った女優の十朱幸代(81)と内輪の結婚式を済ませたばかりだったというのだ。
「籍を入れない事実婚でしたが、小坂さんは十朱の元を去り、松坂と暮らし始めた。芸能界における〝略奪愛〟のはしりと言える騒動になりました」(同・記者)
ところが、松坂は世間のバッシングに耐えきれずに小坂さんと破局。後に小坂さんは一般女性と結婚し、97年11月に食道がんで亡くなった。
不倫相手の妻や自身の父親ともバトル
一方の松坂が次に恋に落ちたのは、自身の出世作となった『蒲田行進曲』や『人生劇場』などでメガホンを取った故深作欣二監督だ。
「映画界で2人の不倫関係は公然の秘密だった。ただ、当時の深作監督は完全な〝ヒモ状態〟。深作監督に恩義を感じていた松坂は、デートの費用や深作監督の入院代まで支払っていたそうだ」(同・記者)
2人の関係は、後に思わぬ〝場外乱闘〟も招いた。
「松坂の父親が深作監督に怒りをぶちまけ、深作監督の妻で2012年に亡くなった女優の中原早苗さんも松坂に対する恨みを告白。双方メディアでやり合うバトルになりました」(同・記者)
結局、松坂は90年にジャズギタリストの高内春彦氏と結婚したが…。
「マスコミが〝格差婚〟と報じ、またまた松坂の父親がメディアを通して高内氏に苦言を呈したのです」(同・記者)
それでも松坂は米・ニューヨークに移住し、長女と次女を出産。しばらくは子育てに専念し、ようやく穏やかなプライベートを手にした。
事実上、二度の不倫愛憎劇を乗り越えた松坂は、今も女優として生涯現役を貫いている。
すっかり表舞台から姿を消した広末も、数十年後に松坂のようなポジションに立っていられるのか。
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