
アニメ化された喜劇役者「三木のり平」のテレビCMで広く知られる桃屋は、昨年に創業100年を迎えている。その売上高は一時、1980年代の3分の1程度まで落ち込んだが、それでも従来の商品構成を大きく変えなかった。
すると、我慢が奏功したのか、7期連続の増収増益、4%だった営業利益率は9%と倍増し、上昇気流に乗っている。
「10年ほど前から全国に散らばる約70人の営業担当が、自社商品を〝ご飯のお供〟としてではなく、〝調味料〟として使うレシピを提案して回ったのです。自慢のレシピを特売イベントの棚に並べ、売り場では桃屋フェアを実施したことで、低迷していた定番品の売り上げが上昇した。一例を挙げれば『ごはんですよ!』を使ったチャーハンです」(食品ライター)
大手がすぐマネをしたがる凄い商品ラインアップ
桃屋は主婦が家庭で調合していた「めんつゆ」を瓶詰めにして定着させたが、醤油メーカーが後追い参入したことで、結局は大打撃を受けた。おおいに話題を呼んだ「食べるラー油」にしても、すぐに大手食品メーカーに模倣された。
業績回復のためトップ自らが奮闘し、約360のレシピを完成させて〝調味料メーカー〟に変身したのである。
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