vasilis asvestas / Shutterstock.com 
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日本維新の会と菅前首相がタッグを組む!? 「政界再編」の圧力に“どうする岸田”

「経済!経済!経済!」を唱え支持率アップを狙う岸田政権。永田町では「自民党内でも岸田批判は高まっている。そこに日本維新の会が手を突っ込み、政界再編を狙う」という怪情報が飛び交っている。


「維新不穏情報の最大の兆候は、維新の共同代表で大阪府の吉村洋文知事が2補選後、自身のX(旧・ツイッター)に投稿した文言です。岸田文雄首相が所信表明で経済への取り組みを強く表明したことについて『本気で経済を強くしたいなら税や補助金では無理。規制緩和が最優先だ。だが、業界団体の自民党政治では無理だ』とメッタ切り。大阪・関西万博などで岸田政権の世話になりながら、そこまで言うかの批判を展開したことが話題になっているんです」(自民党関係者)


【関連】岸田首相が“脱・麻生”へ!? 就任2年…支持率過去最低で正念場 ほかつまり、吉村府知事の批判の裏には維新幹部と反岸田派が次の政権を睨んだ、すり合わせをしているのではなかという観測だ。

安倍派ゾンビの逆襲

では、維新側は自民党の誰と気脈を通じているのか。

「維新の大阪への万博誘致やカジノ誘致は、安倍晋三元首相と菅義偉前首相に食い込み進められた。その菅氏らが反主流派の冷や飯組が続くなら、維新とタッグを組み政界再編に動くというシグナルを発信したとささやかれている」(同)


岸田政権が危機的状況に陥っているのは、各種世論調査を見ても歴然。毎日新聞の10月世論調査では、自民党の政党支持率は前月の26%から23%に減ったのに対し、維新は野党第1党の立憲民主党の11%を上回る13%を維持している。


「毎日新聞調査で自民党と維新の支持率の差は10%開きがあるが、流れ次第では簡単にひっくり返せる数字です。『増税メガネ』と揶揄される岸田首相のままなら、維新が政党支持率でトップに踊り出ても不思議ではない。自民党内でも菅氏や安倍派の世耕弘成参院幹事長、萩生田光一政調会長らが岸田政権の危うさを感じ、維新に保険をかけ始めたという情報も出始めた。彼らからすれば、維新を取り込み主導権を握りたいのでしょう」(政界消息筋)


解散風の次は政界再編風が吹き始めた。