旧ジャニーズ事務所の所属タレント抜きで放送されると言われていた今年の『NHK紅白歌合戦』だが、嵐の松本潤だけは出演させるようだ。
「当初は、嵐の25周年イヤーにあわせた企画も計画され、櫻井翔が司会に内定していると言われていた。それが、ジャニー喜多川が渋谷にあるNHK放送センターのトイレでも性的虐待に及んでいたことが発覚し、全部パーになった」(スポーツ紙記者)
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すでに司会者は発表され、お笑い芸人の有吉弘行がサプライズで抜てきされた。その他にも、橋本環奈、浜辺美波、NHKの高瀬耕造アナが司会を担当。当然、櫻井の名前はなかった。
「櫻井の司会を白紙にしたことで局内は混乱。急な司会変更だったため、どんな仕事でも受ける有吉に打診したという話です」(同・記者)
出場歌手についても、Snow Man、なにわ男子、King & Princeから2組が出場すると言われていたが、こちらも白紙になっている。
「現在、旧ジャニーズ事務所のタレントは新会社とエージェント契約を結ぶか調整中ですが、全貌が分かっていない。例年11月中旬には出場歌手を発表しますが、このままいくとジャニーズグループの出場は0になりそうです」(NHK関係者)
NHKの本音は「独立してほしい」
そんな中、注目されているのが大河ドラマ『どうする家康』に出演中の嵐・松本潤を〝どうする〟か、という問題だ。
昨年の『紅白』では、『鎌倉殿の13人』で主人公・北条義時を演じた小栗旬がスペシャルコラボ企画に登場して盛り上がっただけに、NHKとしては今年も松本を出演させたいところ。
「実は、すでに松本さんには『紅白』出演の打診をして、どんな形であれ出演させる方向で調整しているのです。本来であれば、より登場回数が多い『ゲスト審査員』で出演させたいところですが、世論の反発も予想されるので、どうやって登場させるのか上層部は頭を悩ませている。正直言えば、同じ嵐の二宮和也さんのように、松本さんにも独立して個人会社を作って欲しいのがNHKの本音です」(前出・NHK関係者)
とはいえ、松本は藤島ジュリー景子氏の〝スペオキ〟として知られ、新会社とエージェント契約を結んで旧ジャニーズ事務所の管轄に残ると言われている。
「年末には、『どうする家康』の特別番組もありますし、イベントの開催なども計画されていたのです。『どうする家康』は視聴率こそ低迷していますが、初回放送がNHKプラスで記録的な数字となり、会員を伸ばした実績も評価されている。松本さんが『紅白』に出れば、その場面を切り抜いてNHKプラス用に特別なコンテンツも作れる。そういった意味でも、松本さんには最後まで稼働してもらいたいというわけです」(同・関係者)
報道を中心に、〝ジャニーズアレルギー〟が強まっているとされるNHK。今年の『紅白』の番組テーマは「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」に決定しているが、松本は事務所の性加害問題を超えて、大みそかにお茶の間に登場することができるのか。
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