(画像)Kyohei Miyazaki/Shutterstock
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日本でも無差別テロの危険性!? イスラエルに反発するイスラム過激派の標的に

イスラエルがイスラム武装組織ハマスへの大規模攻撃を続ける中、西側諸国にはイスラム過激派が引き起こしかねない無差別テロへの危惧が広がっている。近年は組織による攻撃にとどまらず、「ローンウルフ(一匹狼)」型も増えており、事前の阻止がさらに難しくなっているからだ。


「ご存じの通り、ガザ地区を実効支配するハマスに対してイスラエルは徹底的な反撃を行い、民間人の死傷者も多数出た。この報復行為に、歴史的にもイスラエルへの恨みが深いイスラム諸国は怒り心頭。礼拝が行われる金曜日には世界各地で抗議活動が起きているのです」(大手紙外信デスク)


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「そのため、FBI(米連邦捜査局)やMI5(英情報局保安部)はこぞってハマスや外国テロ組織、ハマスを支援してきたイランなどが攻撃を仕掛ける恐れがあると、警戒を呼びかけているのです」(同)


ちなみに、日本はG7(先進7カ国)中唯一イランと友好関係にあり、イスラエル支援を明言していない国だが油断は禁物だという。


「イスラエルとイスラム諸国間で中立の立場を取る日本を攻撃すれば、たやすく西側諸国を混乱させられるとテロリストが考えても不思議ではありません。特に危険なのは過激な思想かぶれの一匹狼で、突如、テロを起こす可能性もあるのです」(軍事ジャーナリスト)


今後、わが国が無差別テロの標的にならない保証はないのである。