NHK大河ドラマ『どうする家康』が、クライマックスに向けて盛り上がるどころか盛り下がっているようだ。
10月29日に放送された第41話の世帯平均視聴率は10.1%で、前回より1ポイントダウン。いちおう二桁台を維持しているが、このままいけば歴代の大河ドラマで〝ワースト2〟の視聴率になりそうだ。
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『どうする家康』の第40回(10月22日放送)までの世帯平均視聴率は11.1%。これまでの大河ドラマで視聴率ワーストは19年放送『いだてん~東京オリムピック噺~』の8.2%、ワースト2は12年放送『平清盛』と、15年放送『花燃ゆ』の12%だ。
『いだてん』は、東京五輪とのコラボという特殊な立ち位置。『平清盛』は、そもそも主人公・平清盛に人気がなく、見る人を選ぶ作品だった。
『花燃ゆ』も、主人公が吉田松陰の妹というあまり世間に知られていない人物。それに加えて脚本家が4人も投入され、統一感のないちぐはぐな展開が目立った。
旧ジャニーズへの擦り寄りが不調の要因?
一方、『どうする家康』は、脚本を古沢良太氏が務め、嵐・松本潤が主演。題材も人気の戦国時代、しかも徳川家康が主人公とあって、前評判は高かった。
ところが、フタを開けてみればこの低視聴率である。
「ジャニーズファンのウケを狙い過ぎたのかもしれませんね。例えば、織田信長(岡田准一)が家康の耳をなめるようなシーンがありましたが、まるでBL(ボーイズラブ)さながら。2人の絡みを念入りに描くあまり、重要な戦を『なんやかんやで乗り切った』とのナレーションで済ませ、事実上ガン無視する展開に視聴者はドン引きでした。」(芸能ライター)
同ドラマの視聴率が、今後の旧ジャニーズタレントの起用方針にも影響しそうだが…。なんやかんやで乗り切れるだろうか。
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