(画像)Picturesque Japan / Shutterstock.com
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新橋の一角がゴーストタウン化!? サラリーマンの街もコロナ禍の影響でガラガラに…

サラリーマンの街として知られる東京・新橋。テレビ局による駅前・SL広場での街頭インタビューでもおなじみだが、その反対側にある一角が意外にもゴーストタウン化している。『カレッタ汐留』付近だ。


2002年12月、旧汐留駅跡地の再開発の一環として鳴り物入りで開業した複合商業施設の『カレッタ汐留』。広告代理店の最大手『電通』の本社が入る地上48階、地下5階の高層ビルには、劇団四季の専用劇場『海』や広告資料館なども併設されている。


【関連】焼き肉店が続々倒産に追い込まれている!? コロナ禍で“勝ち組・負け組”の明暗クッキリ ほか「オープン当初は飲食店を中心にファッション、雑貨店など60店舗以上が出店しました。開場初日の来場者は推計5万5000人と報じられたほど大盛況でしたが、翌年から来場者が減っていきましたね。うちの本店は銀座1丁目にあって、電通の方も利用していた関係でカレッタ汐留に入店することを勧められた。ランチやディナーに電通社員が利用し、劇団四季の観客も見込めるという甘い言葉に乗せられて出店したんです。しかし、電通の社員はオープンの最初だけであまり利用してくれないし、客足は予想したほど伸びなかった。早々に2年で撤退したのは正解でしたね」(西洋料理店スタッフ)

コロナ禍でさらに客足が…

2020年に入ると、コロナ禍でテレワークが定着し、オフィスの在り方が見直されたのは記憶に新しい。電通グループは2021年9月にカレッタ汐留を含む本社ビルを売却した。さらに、富士通も今年9月に汐留の大型ビルから退去し、神奈川県の川崎工場などに本社機能を移すことを発表している。

「オープン当初はカレッタ汐留に60店舗以上あった店が、今では半分以下。ランチタイムでもガラガラ、夜は夜で新橋側に出たほうが人通りも多くて賑やか。そして、何よりも安く飲める。8月にカレッタ汐留の地下2階にネオ居酒屋やワイン角打ちの店などが入った〝汐留横丁〟がオープンしましたが、客足が戻るのは厳しいでしょうね」(居酒屋ライター)


小洒落たイメージは、新橋のサラリーマンには受け入れられなかった?