今年で74回目を迎えるNHK紅白歌合戦が打ち切りの危機に瀕している。
番組最低視聴率のボーダーラインとされる世帯視聴率30%を切ってしまった場合、打ち切りが真実味をもって議論されるようになるというのだ。ちなみに、昨年の紅白歌合戦視聴率第1部平均世帯視聴率は31.2%(関東地区)。第2部も35.3%と30%のボーダーをクリアしていた。しかし、今年の大みそかは少々勝手が違うようだ。
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「今年の紅白が視聴率的に苦戦するのは明らかです」
と証言するのはNHK関係者。
理由は至極明快だ。ジャニー喜多川氏(2019年死去)を巡る性加害事件を受け、NHK上層部は被害者などに対する救済が進展しない限り、旧ジャニーズ事務所(現・SMILE‐UP.)所属のタレントについて新たに番組起用しない方針を明らかにした。その結果、2023年の紅白歌合戦においてジャニタレの出場は0組になるのが有力視されている。
「紅白スタッフサイドは視聴率が欲しいため、『紅白』は長年続いてきた特番レギュラー番組。だから新規の事業には当たらないとする説明を局内外で展開してきた。昨年は6組だったが、この理論で『今年は2組でもいい』と上層部や報道局に対し、丁寧な調整作業を行ってきました。しかし、ジャニーズ出演NGの意向がひっくり返ることはなかったんです」(制作関係者)
帝国ジャニーズとともに崩壊する!?
そもそも、こうした一連のやり取りを見た紅白を制作する制作局第二制作センターエンタテインメント番組部のスタッフの多くは「報道局は紅白の視聴率上昇を望んでいない」と内心、感じているという。数十年に渡って、報道局と制作局の間で大みそかの放送枠を巡る争奪戦が繰り返されてきたからだ。
「紅白の時間を使って報道サイドは年末年始特番を制作したい。しかし、紅白が3億円以上の予算を分捕っていくため、報道サイドは何も制作できなかった。だが視聴率30%を切れば、国民の支持を失ったと判断される。ジェンダー論争が叫ばれるこのご時世に、男女を紅白に分け勝敗を決めることに固執する演出方法は、時代遅れも甚だしい」(報道局関係者)
そんな中、格好のネタとして持ち上がったのがジャニーズ性加害問題だった。
「過去の紅白の視聴率毎分データを見れば、ジャニタレの貢献度が分かります。報道局がジャニタレ出演を邪魔するのは、考え方によっては紅白にどうしても視聴率を取らせたくないはかりごとのように見えてしまうんです。過去の経緯がありますからね」(事情通)
紅白歌合戦…ジャニーズという名と共にスマイルも消滅する運命にある。
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