日本テレビが、大みそかの年越し特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！絶対に笑ってはいけない』シリーズを、今年も放送しないと発表した。

3年連続の見送りとなり、今年もまた紅白歌合戦の裏で、民放各局による視聴率争いが激化しそうな雰囲気である。

そんな中、テレビ東京は、視聴率なぞどこ吹く風とばかりに、平常運転ながら我が道を行きそうだ。

大みそかに6年連続で放送してきた松重豊主演の大ヒットドラマ『孤独のグルメ』を放送せず、お笑いコンビ・千鳥の大悟が出演する『ヤギと大悟』の特番を組むとのウワサが持ち上がっている。

同局系で4月からレギュラー放送されている旅番組で、主役はヤギのポポ。大悟とともに田舎町をアポなしで散歩する〝ヤギファースト〟な構成が、若い世代を中心にウケている。

「視聴率は決して高いとはいえないが、テレ東はかなり力を入れているもよう。大みそかのお昼に番組を編成するという話があり、しかも一部を生中継にして特番にするとか。現在、大悟のスケジュールを最終調整しており、実施する方向で進んでいるといいます」（スポーツ紙記者）

 

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「とにかく猛プッシュしているんです。2023年度のテレ東の入社式に、ポポがサプライズ登場してニュースになりましたが、まさに局をあげて番組を推している状況です」（同・記者）

その裏には、ある戦略が見え隠れするという。

「有名アーティストから若手俳優まで豪華ゲストを登場させ、見逃し配信のTVerでは特別編、YouTubeでは『ポポのモグモグASMR』を配信。番組グッズの売れ行きも好調で、イベントなどの開催も予定しているようです。12月14日には、ポポの写真絵本『ポポのいちにち』まで発売される。お金のニオイがプンプンし、これを逃す手はないといったところでしょう」（同）

『孤独のグルメ』で松重が演じる井之頭五郎の名セリフ「腹が、減った…」を聞けないのは寂しい限りだ。