芸能界で60年以上に渡り帝国を築いてきたジャニーズ事務所が、ついにその歴史に幕を下ろした。今後は社名を『SMILE-UP.』として組織を一新し、新たな出発をする。
そんな新事務所始動の陰で注目を集めているのが各テレビ局の対応。すでに一連のテレビ局はジャニー喜多川氏の性加害の一旦を担いだメディアとして海外からバッシングを浴びている。
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「週刊誌報道を巡って裁判で喜多川氏の性犯罪が認定されたときも、NHKや民放各局はあえて沈黙した。その結果、さらなる被害者を生み出したんです」(事情通)
こうした批判の声に、すぐに検証し報道体制を見直したのがNHKだった。
「報道局幹部らが中心となって、これまでのバーターな関係が見直されたんです。その結果が、ジャニタレ出演NGという厳しい処置です」(NHK関係者)
では、民放局はどのような対応を果たしたのか?
「何ら変わらない。むしろ、以前よりも旧ジャニーズに対する接触が露骨になった気がします」(事情通)
担当名称変えただけで…
なんと民放局は、旧ジャニ担をスマ担へと名称を変え、局員の人数も増している局もあるという。
「10月17日の『SMILE-UP.』の事務所開きには、民放キー局の幹部連が花や高級なお菓子を手に、あいさつに駆けつけた。皆、終始ニコニコし、なぜ社名変更を余儀なくされたのか…などということには誰も関心がないようだった。旧ジャニタレを囲い込もうと必死でした」(同)
多くのスポンサーがジャニタレNGを突き付ける中、民放各局は理論武装し、広告代理店関係者に内々に説明会を開催しているという。
「スポンサーに対しては、すべて継続番組案件だから、ジャニタレを起用するという名目ですよ」(同)
民放局が『SMILE-UP.』に近づく理由だが、
「視聴率獲得とギャラです。ジャニーズ時代よりも1~3割下がる雰囲気なんです。あくまでも時限的措置らしいが、この機会に契約書をまいてしまおうとテレビ局は必死です」(芸能プロ関係者)
旧ジャニーズとテレビ局の蜜月関係は永遠に不滅。
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