日本大学お茶の水校舎 (C)週刊実話Web
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日大アメフト部“薬物事件”2人目逮捕でまたもやピンチ!部員個人ではなくまん延している可能性も

日本大学アメリカンフットボール部から「2人目の逮捕者」が出てしまった。さらに、卒業生を含めた約20人が捜査リストに浮上してきたという。


去る10月16日、アメフト部の寮内で大麻や覚醒剤が見つかった。麻薬特例法違反容疑で逮捕された4年生部員は、8月に逮捕された3年生部員とはかつて「同部屋」の間柄だった。


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「もっと早く解決すると思ったんですが…。日大は『厳粛に対処する』とのコメントを出しましたが、最初の逮捕者が出たときは部員個人の事件とし、学校全体の問題として捉えていませんでした」(社会部記者)


事件解決が遅れている理由は他にもある。最初に逮捕された3年生と、今回逮捕された4年生は、薬物の入手ルートが異なるからだ。捜査関係者の言葉を借りれば、「一部部員だけではなく、まん延している可能性も極めて高い」とのことだ。

3人目が出たら…

「昨年10月、警察と大学側に大麻、覚醒剤に関する匿名の情報提供がありました。ロッカーの番号とか屋上で吸っているなど、かなり具体的だったそうです。でも、実際に踏み込んでみたら、ブツが見つからなかったり、他部員たちの証言が得られない部分もありました。逮捕された2人がSNSで薬物についてやり取りしていた証拠を見つけ、今回ようやく…」(関係者)

寮生活を送っている学生たちは、寝食を共にする仲間がアヤシイことをやっていたとすれば、気付かないはずがない。もっとも、仲間を庇いたいと思う気持ちもあれば、「やってない」と信じていたのかもしれないが…。


「9月半ば、文部科学省の要請で、日大は事件の調査内容と今後についての報告書を作成中。文科省も『まん延の疑惑』は聞かされており、慎重に対処したとしています」(前出・社会部記者)


現在、アメフト部は無期限の活動停止中だが、〝3人目〟が出れば「個人の事件」の解釈は通用しない。そして約20人の疑惑が本当だった場合、アメフト部の過去の栄光はもちろん、大学の存続にも影響してくるだろう。林真理子理事長も大ピンチだ。