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『相棒』は是が非でも続ける!? テレビ朝日が“水谷豊”に執着する理由とは…

水谷豊、寺脇康文
水谷豊、寺脇康文 (C)週刊実話Web

歌舞伎俳優・市川猿之助被告が5月に起こした〝一家心中事件〟が、思わぬ形でベテラン俳優・水谷豊に影響を及ぼしたようだ。

猿之助被告は両親に対する自殺ほう助の罪で起訴され、10月20日に東京地裁で行われた初公判で、検察は懲役3年を求刑した。


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「この騒動で公開延期になったのが、天海祐希主演のドラマ『緊急取調室』シリーズ(テレビ朝日系)の劇場版『緊急取調室 THE FINAL』。猿之助被告はとある事件への関与が疑われる総理大臣役だったのですが、出演シーンがかなり多く、大がかりな撮り直しが必要になるとか。公開は2026年春に延期となりました。猿之助被告の代役が注目されますが、噂通りなら反町隆史、上川隆也あたりか」(芸能ライター)

大人気ドラマシリーズの映画化、しかも完結編とあって、テレ朝は莫大な興行収入を見込んでいたが、それがおじゃんになり、さらに再撮影となれば経費も格段に上がる。

そこで、〝苦しいときの神頼み〟とばかりに頼るのが、水谷主演の長寿ドラマ『相棒』シリーズだ。


老体に鞭打つ71歳の水谷豊…

『相棒』は、最新作であるシーズン22が、10月18日にスタートした。初回は世帯平均12.5%、個人7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率をマークし、好発進だった。

テレビ業界全体でドラマの視聴率が落ちる中、安定して2桁の数字を獲得できるというのはさすがだ。

「前作のシーズン21の脚本がファンから不評で、水谷さんを中心に構成の練り直しを行ったようです。今回のシーズンでは、これまでに考えられなかった新展開や隠し玉を用意しているといいます」(民放関係者)

水谷が71歳ということもあり、終焉が近づいていると各メディアで報じられてきたが、そういった暗い話題を吹き飛ばすかのように、テレ朝は全力で『相棒』を進化させようとしているともっぱらだ。

その裏には、水谷の〝ある決意〟があるという。

「テレ朝としては、『相棒』にまだ稼いでもらわないといけない。実際、来年には『相棒』で映画を作って、『緊急取調室』の穴埋めをするという話も出ています。また、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の性加害問題がどう着地するか分からず、数字を取れる水谷さんを今、手離すわけにいかない。水谷さんも、恩人のスタッフやテレ朝のためにと、老体に鞭打って『相棒』の継続を了承したようです」(同・関係者)

『相棒』の終了は当面なさそうだが、それにしてもテレ朝は、高齢の水谷にどこまでおんぶに抱っこなのだろうか。

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