歌舞伎役者・市川猿之助被告が、両親に睡眠導入剤を服用させて自殺を手助けした罪に問われている裁判の初公判が10月20日に始まった。〝一家心中〟の引き金になったのは、『女性セブン』がスクープした猿之助による男性への「セクハラ疑惑」だったが、歌舞伎界の〝性の闇〟はジャニーズ以上とも言われている。
中村獅童は、歌舞伎の名門・小川家(旧播磨屋、現・萬屋)に生まれたが、父親の初代中村獅童は彼が産まれる前に廃業していた。
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それでも獅童は「舞台に出たい」と祖母に頼み、6歳から日本舞踊と長唄を始め、8歳で初舞台を踏んだ
「師匠が不在のため、中学生になるとなかなか役がつかなくなった。そこで獅童はテレビや映画に進出することを決め、2002年公開の映画『ピンポン』で準主役(ドラゴン役)の座を射止めたんです」(芸能ライター)
この作品で数々の映画賞を受賞した獅童は、一気に人気俳優の仲間入りを果たす。
「私生活では、04年に公開された映画『いま、会いにゆきます』で共演した女優の竹内結子さんと05年6月に結婚。同年11月には長男が誕生し、公私ともに順風満帆な生活を送っていました」(同・ライター)
車に同乗していた女性の「正体」
しかし、06年7月にそれが暗転する。
「知人に招かれたパーティーの帰り道、酒気を帯びた状態で信号無視をしたとして警視庁に検挙され、道交法違反容疑(酒気帯び運転など)で書類送検されたんです」(同・ライター)
しかも、事件当時、車に同乗していた女性がいたことが発覚。不倫疑惑が浮上したのだ。
「謝罪会見を開いた獅童は、同乗していた女性は『妻も知っている一般人の女性』と説明したが、その正体は結婚前にデートを報じられていた元女優だったのです。イメージダウンは致命的で、決まっていたドラマなども降板。一時の勢いはすっかりなくなってしまったのです」(同・ライター)
さらに、この直後にも女優・高岡早紀との「深夜のファミレスデート」を報じられ、竹内さんと離婚に向けての協議が始まった。
「長男の親権をめぐって争うことになったのです。獅童の母親は、孫の歌舞伎デビューを望んでいたとされるだけに双方譲れず、親権争いは長期化しました」(演劇担当記者)
最終的には竹内さんが親権を持ち、獅童は定期的に面会する権利を持つことなどで合意。08年2月に離婚が成立した。
その後、獅童は15年1月に一般女性と再婚。2人の子どもに恵まれ、息子の小川陽喜くんは昨年初舞台を踏んでいる。
竹内さんも再婚していたが、20年9月に突然、帰らぬ人となってしまった。
「獅童が酒気帯び運転をしていなければ…。女性の同乗者がいなければ…。離婚をしていなければ…。すべて今となっては〝たられば〟ですが、竹内さんには別の人生があったかもしれないと思ってしまいますよね」(同・記者)
数々のスキャンダルを乗り越えた獅童は、俳優としても歌舞伎役者としても再起を果たし、現在はCMなどにも起用されている。
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